厳選した美しいアピストグラマ等の熱帯魚を提供。熱帯魚輸入卸販売のコクーン

ブラインシュリンプエッグ
ソルトレイク産 for エキスパート
この度、新たなブラインシュリンプ・エッグの販売を開始しました。また既存ドライフードの販売価格を値下げいたしました。

当オンラインショップでは今までも質の高いソルトレイク産ブラインシュリンプエッグを販売し皆様からご好評をいただいておりましたが、この度更に高品質で孵化率が高いブラインシュリンプエッグ『ソルトレイク産 for エキスパート』の販売を始めました。

アメリカのソルトレークシティーにあるグレートソルト湖は世界で最も有名なブラインシュリンプエッグの漁獲地です。
収穫されたブラインシュリンプエッグは地元の漁業協同組合により品質管理され、漁協と契約した業者により世界に流通されています。この漁協はブラインシュリンプエッグの流通管理の他に漁獲量の管理や湖に生息する塩水エビの保護も担っています。

ブラインシュリンプエッグの漁獲量はその年の気候などにより変動するため豊漁の年もあれば不漁の年もあります。 不漁の年であっても漁協と昔から関係が深い大口業者には流通され、品質が高いブラインシュリンプエッグについても優先的に取引されているものと思われます。

この度当社はグレートソルトレイク漁業協同組合と太いパイプで繋がっている業者様と取引を開始することになり、より高品質のソルトレイク産ブラインシュリンプエッグの提供が可能となりました。
孵化率が高く、孵化後の幼生のサイズが小さな最高品質のソルトレイク産ブラインシュリンプエッグです。

ただしこのブラインシュリンプエッグは適正な水温(約28℃)を保たないと孵化率が大幅に下がってしまうため、ブラインシュリンプの孵化に慣れていて高い水温を維持出来る方用に販売させていただきます。(所謂「皿式」と呼ばれる孵化方法では孵化率は低くなるものと思われます。)

ハーフ&ハーフの場合のソルトレイク産は、今まで通りの卵を使用しますが、ご注文時の連絡事項に『ソルトレイク産 for エキスパートで!』とご記入いただければ対応させていただきます。



メーカーからの通達により来年2019年から仕入れ価格が上昇することに伴い、この度ヨーロッパからドライフードを大量に輸入しました。
それに伴いまして既存ドライフードの販売価格を大幅に値下げいたしました。

大変お買い得な価格となっておりますので、新たなブラインシュリンプエッグと共に当オンラインショップが扱っているドライフードをこの機会に是非お試しください。


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昨日、販売特約店様にリリースしたアピストとカラシンをご紹介します。

Apistogramma sp. Segelflossen

Apistogramma sp. Segelflossen
・Apistogramma sp. Segelflossen (仮) オリノコ川中流域
コロンビアからsp.セーゲルフロッセンの名前で入荷したアピストです。
しかし今まで入荷したセーゲルフロッセンとは明らかに違う個体が届いたためリリースまでにしばらく時間が掛かってしまいました。
全体的なフォルム・背鰭の形はsp.セーゲルフロッセンですが、ラテラルバンド下のセーゲルフロッセン独特なアブドミナルストライプが見られません。
更にオス個体の顎下には隈取りがあります。
実は今回採集された場所はオリノコ川中流ですが、その対岸のベネズエラ側にもsp.セーゲルフロッセンが棲息しています。ベネズエラ側のセーゲルフロッセンのオスには顎下に隈取りがあることが知られています。
今回入荷したこの個体がベネズエラ側のセーゲルフロッセンかどうかは現時点で断定することは出来かねますが、夢を追い掛けてみたい、そんなアピストです。
ただしメスの数が少なかったためリリースは極少数となっています。

Apistogramma piaroa (sp. Breitbinden)
・Apistogramma piaroa オリノコ川中流域
コロンビアのsp.ブライトビンデンです。
上のsp.セーゲルフロッセンと同じポイントで採集されました。
全ての個体が4cm前後のため背鰭の伸びはまだ確認出来ませんでしたがピアロアで良いと思います。
ただしこちらもメス個体が僅かだったのでリリースも極々少数となってしまいました。

・Apistogramma lineata アタバポ川
10月初めにリリースした赤顔のリネアタですが前回と比べて赤顔個体は少なかったです。
しかしこのアピストは飼育環境の良し悪しで劇的に変貌する種です。比較的広めで威張れる環境を用意してあげてください。魚からその素質が十分感じ取れましたのでおススメします。


Hemigrammus .sp

Hemigrammus .sp
・Moenkhausia dichroura ビチャダ水系
という名前で入荷しましたが多分違う種だと思われます。一般的に知られているシザーステールカラシンとも若干違いがあります。
いずれにしても体全体が銀色に輝きとてもよく目立つカラシンです。
全ての個体が5~6cmほどの立派な体格なので飼育環境が限られてくると思われます。

Hyphessobrycon sp. (Rio Vaupes)
・Hyphessobrycon sp. ヴァウペス川上流
こちらは新種のカラシンです。
全ての個体が2cm程度。既に成魚なのか、それともこれから成長してそして体色はどのように変化していくのか、全くの未知です。性格はとても大人しいですので小さな魚のタンクメイトにも良いと思います。

以上が今回リリースしました魚たちです。


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本日、販売特約店様にリリースしたアピストをご紹介します。
今回は6種を新たにリリースいたしました。

Apistogramma sp. D24
Apistogramma sp. D24
D24はヴィエジタの仲間の中でも色彩が鮮やかな種として知られていますが、この個体は今まで入荷したD24の中でもダントツです。
大きさもそれ程大きくないのでこのオスが生まれ持ったモノだと思います。メスもこのオスに釣り合う良い個体なので是非この遺伝子を繋げてください!
ただしこの種の宿命なのか、メス確定個体が1尾のみ。
それ以外のメス個体は再度吟味していますので実物を見てご確認ください。

Apistogramma cf.viejita
Apistogramma cf. viejita
ヴィエジタ(Color Form I)はプエルトガイタン周辺で採集されますが、このヴィエジタは同じプエルトガイタンエリアでも少し離れたポイントで採集されました。
背鰭がマクマステリのように上に伸びるのが特徴です。そのためcf. ヴィエジタとしています。

Apistogramma cf.hongsloi
Apistogramma cf. hongsloi
上のcf. viejitaと同じエリアで採集されたホングスロイです。
ご覧いただけますように入荷直後の状態で既に、頬に赤いライン状の隈取り、ラテラルバンド付近にオレンジ色が発色している個体がちらほら。
どれもこれからの成長が楽しみな個体ばかり入荷しています。

Apistogramma alacrina (sp. Rotpunkt)
Apistogramma alacrina (sp. Rotpunkt)
このアピストの入荷を待ち侘びていたアピストファンの方は多いのではないでしょうか。
最近はあまり入荷が無かったロートプンクが入荷しました。それも頬にブルーがしっかり乗りかなり綺麗になりそうな個体たちです。
一般的なアピストの飼育環境でも良いですが、綺麗な水草水槽での飼育もおススメします。この種のブルーは水草のグリーンととても相性が良いです。

Apistogramma sp. D50 (sp. Alto Vaupes II)
Apistogramma sp. D50 (sp. Alto Vaupes II)
久しぶりの入荷となりました。いずれも体長5~6cmで育てやすいサイズで良い個体です。
この種は安定した低pHの水質で飼育するとビックリするほど綺麗になります。
写真をよく見ていただくと判ると思いますが、全てのオスの顎下にはその片鱗が見え隠れしています。オスの性格が少し荒いですが未だ飼育した事が無い方は是非一度トライしてみてください!

Apistogramma sp. D25
Apistogramma sp. D25
現地の在庫を全て引き上げました。
しかし全てオス個体でした。(大粒泪)
マクマステリグループのアピストにはまぁまぁよくある事なのですが。
オスだけでも欲しいという方がいらっしゃれば是非!


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本日、販売特約店様にリリースしたアピストのご紹介です。
今回は2種を新たにリリースいたしました。

Apistogramma cf. flabellicauda

Apistogramma cf. flabellicauda
・Apistogramma cf. flabellicauda (オリノコ川上流)
インボイス名、cf.フラベリカウダで入荷した個体です。
比較的大きなオス個体の尾鰭には柄がありませんが、小さなオス個体の尾鰭には少し柄が入っています(上の写真)。
多分成長と共に尾鰭の柄が無くなっていくものと思われます。
興奮すると顎下にドッと隈取りが出現し一気に表情が変化します。その変化を見れるのは飼育者の特権です。
オス個体、メス個体(下の写真)いずれも各サイズ取り揃えましたので雌雄の体格差を気にせずお選びいただけることと思います。


Apistogramma lineata(Super Red)
・Apistogramma lineata / Super Red (アタバポ川)
同じリネアタの産地でも採集地の環境により体色が変化します。
輸入したばかりでまだ若干怯えている様子ですが、良い環境で飼育することによりこの写真よりも赤さが濃く、そして広範囲に広がっていくと予想されます。
DNAに深く刻み込まれているものなので、今は顔がそれほど赤くない個体もライバルが居ない環境でじっくり育てることによりその赤さは増していくはずです。

Apistogramma lineata(Super Red)
1尾だけ尾鰭にも赤が入っている個体が居ました。尻鰭にも赤が入っているので全ての鰭が赤く染まっていくと思われます。
以前在庫で残ったリネアタがこのような表現になったことがあります。
多分今回のリネアタはこのような表現をするタイプではないかと密かに期待しています。
是非皆様の目でそれをご確認ください。

ただしメス個体のサイズが全体的に小さめなので体格差が出てしまうと思います。その辺だけ気を付けていただければ今回のリネアタもその魅力を十分ご堪能いただけるものと思っています。


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販売特約店様にリリースしたアピストのご紹介です。
今回は3種を新たにリリースいたしました。

Apistogramma velifera
・Apistogramma velifera
sp. ホワイトシームやsp. フォーストライプスとも呼ばれている種です。
実はこの種、以前も何度か輸入したことがあるのですが、決まって状態が悪くリリースがほとんど出来なかった種です。
今回は珍しく良い状態で良いサイズを入手することが出来ました。
ペア数に限りがあるのでお待ちになっていた方はお急ぎを!


Apistogramma megaptera
・Apistogramma megaptera
派手なアピストではありませんが、状態良く飼育してあげるとしっかりそれに応えてくれるアピストです。
頬周りの独特なブルーメタリック、顎下の隈取、背鰭前半の伸長に飼育者がビックリする日が必ずやってくる、そんなアピストです。
しかし、いざ蓋を開けてみたら、メスがほとんど居なかった。。。


Apistogramma sp. D24
・Apistogramma sp. D24
今回もやってきました!採集したてのホヤホヤです。
数タイプあるヴィエジタの中でもいつもメスの入荷が少なく、そして極めてメスの判別が難しい種です。
メスだと思って掬ってもよ~く見るとオスだったり、というのが何度かありました。
今回もサイズが小さめなのでよく吟味してリリースしております。


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販売特約店様にリリースしたアピストのご紹介です。
今回は5種を新たにリリースいたしました。

久しぶり過ぎて、魚の写真を撮るのを失念してしまいました。笑

Apistogramma sp. D25
・・・久しぶりの入荷となりました。今回はサイズしっかり目、フォルムが完成した個体が多い印象です。
Dシリーズの中にコクーン便でないと入荷しない種がいくつかいますが、この種もそうです。理由はまたいつか・・・。

Apistogramma sp. D18
・・・この種の入荷も久しぶりです。今回の便は状態バッチリで即リリースが可能でした。水槽に網を入れると体色が激変し雌雄判別が難しくなるという特有の性格の持ち主ですが、今回の大きさならば問題無いでしょう。

Apistogramma sp. D50 (sp Alto Vaupes II)
・・・今回は程よいサイズでの入荷となりました。前回まではメスがいないと嘆いていた種でしたが、今回は8割方メスでした。ということで今回リリース出来たのは販売代理店様にお渡ししたペアのみとなります。

Apistogramma lineata
・・・この種も今回は大き目サイズでの入荷で、メスもしっかりしたサイズでの入荷となりました。この種独特の隈取・各鰭を広げた時の迫力を存分にご堪能いただけるはずです。

Apistogramma sp. blutkehl
・・・尾鰭に模様が入らないタイプのブルトケールです。今回9尾入荷しましたが、メスがなんとも1尾のみ。サイズはしっかり目なので、オスだけでも観賞価値は十分あると思います。

写真が無いのは少し寂しいので、輸入時の写真でも。

アピストは全て1匹梱包でこのような状態で輸送されてきます。
これは大きな袋に複数入れた場合、1匹が輸送中に死ねば腐食により水が汚れ、その袋の生体全てに影響が及んでしまうからです。
とても小さな袋に水は極僅か。そのスペースでは、寝返りは打てるけど反転は出来ないだろうという水の量です。
これは輸送費の節約のためなのですが、それでも健康な個体であれば問題無く到着します。


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5月から6月にかけて、コロンビアの主要な河川が禁漁期になるので輸入はしませんでした。
そして今月はアルタムエンゼル採集の最盛期となり、多くの漁師がそれに駆り出されてしまうので、引き続き興味をそそられるアピストの輸入は期待出来そうにありません。

しかし全ての漁師がアルタム採集に行くわけではないので、何か目新しいアピストが採集され輸入されるのを少しだけ期待しています。
そしてそれはいつも突然やって来ることが多いのです。
その時のために当社の在庫を整理して水槽を空けておく必要があります。

通常は在庫魚は処分してしまうのですが、4月に入荷したアピストをじっくり育てていたらちょっと躊躇ってしまうほど綺麗になってしまいまして。。。

そんなわけで極々僅かですが在庫の中から厳選した個体をコクーンオンラインで一般販売いたします。
在庫処分といっても販売価格は少しだけお安くなる程度です。
あまりにも安価にしてしまうと、既に販売店を通じてご購入いただいたお客様が不愉快な思いをされてしまうのでご理解いただければと存じます。

既に日本の水に慣れ、ブラインシュリンプ、イトメ、乾燥餌、何でも食べます。笑


Apistogramma sp. Alto Vaupes I (sp. D39)

Apistogramma sp. Alto Vaupes I (sp. D39)

Apistogramma sp. Alto Vaupes I (sp. D39)
sp. アルトヴァウペスI(sp. D39) 4ペア 24,000円(税込) / ペア

雌雄が分からないほどの大きさで入荷した個体たちが少し成長して4cmほどになりました。
綺麗になりそうな個体が多いですが、♀の数に合わせて4ペアのみ販売いたします。


Apistogramma cf. personata

Apistogramma cf. personata

Apistogramma cf. personata
cf. ペルソナータ ミツ北岸産 ♂のみ3匹 4,000円(税込) / 匹

♀個体が居ないので処分するつもりでしたが、こんな姿を見せられたら(泣)
♂個体のみの販売ですが今後の成長が楽しみな個体たちですので可愛がってあげてください!

※ 今回の販売は例外で、このような販売は常時行っておりません。

注意事項:
・配送は『ゆうパック』のみです。
・お届け日数が2日以上かかる地域には生体をお送りすることは出来ません。
・お支払い方法は代金引換を除く、クレジット・銀行振込・コンビニ支払いのみとなります。


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南米は雨季に入り川の水位が上昇しているため、魚の輸入はしばらく無いと思います。

なので前回に続き、コクーンオンラインで販売している乾燥餌のご紹介をしたいと思います。

とその前に、コクーンオンラインでのお支払いに『コンビニ支払い(前払い)』が可能になりました。
それに加えて、今までクレジットカード払いはVISAとMasterCardのみでしたが13社のカードがご利用出来るようになり、代金引換時に現金のほかクレジットカード・電子マネーでもお支払いが可能になりました。
是非ご利用ください。

Tropical FDカラヌス
今回は、トロピカル製のFD(フリーズドライ)カラヌスをご紹介いたします。

カラヌスとは、甲殻類に含まれるカイアシ類の動物プランクトンです。
北大西洋の綺麗な場所で採取したカラヌスを添加物を加えずに凍結乾燥した製品です。

Tropical FDカラヌス
カラヌスには天然のアスタキサンチンが非常に多く含まれていて魚の体色を揚げる効果と、豊富なタンパク質や必須アミノ酸等により成長が期待出来ます。
粒のサイズは0.5~1.2mm位でとても細かく、乾燥したエビをすり潰したような色をしています。
香りも干しエビに熱を加えたような香ばしく美味しそうな匂いです(笑)

ただし喘息や花粉症の症状をお持ちの方はアレルギー反応を引き起こす可能性があるので、製品に直接触れたり製品から発生する粉末を吸い込まないようご注意ください。
ちなみに私は全く問題ありませんでした。

Tropical FDカラヌス
フリーズドライフードは冷凍餌と違い飼育水を汚す事が無いのが長所ですが、比重が軽く水に浮きやすいのが難点です。
そこで与える分だけを別容器に移し事前に水分を加えておくとスムーズに給餌出来ます。

お勧めは、孵化したてのブラインシュリンプと一緒にスポイトで給餌する方法です。
ブラインシュリンプの幼生のみを移した水にFDカラヌスを少量混ぜてかき混ぜた状態が上の写真です。

それでは今回も給餌しているところを動画にしましたのでご覧ください。


いかがだったでしょうか。
アピストや小さな口の魚でも食べられる大きさで、嗜好性もかなり高い製品です。
是非一度お試しになってください。

ちなみにこの水槽のアピストは cf.ペルソナータ(北岸産)で、残念なことに全て♂です(汗)
(1匹だけ食欲が無く元気が無い個体が居ましたが、この後別水槽に移して少し静養させたら元気になりました)

何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問合せください。


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コクーンオンラインがオープンして二週間が経とうとしていますが、お客様からの問い合わせで一番多いのが、
「アピストの色揚げ効果が一番高いのはどの餌ですか?」
という質問です。
効果が同じような餌が何種類もあり多分迷われているのだと思い、少し申し訳ない気持ちです。

Naturefood - Supreme Kristall (S) 55g
このような質問をお受けした場合、当社では迷うことなく『ネイチャーフード スプリームシリーズのクリスタル Sサイズ』をお勧めしています。

この餌は、色揚げ効果はもちろん、南米淡水魚が必要とする成分がバランス良く配合されていて喰いつきがとても良いからです。
栄養バランスが良い餌を摂取し、水槽内の環境が整っていれば魚の体色は自然と鮮やかになります。
ただし以前もお伝えしていますが、赤色と黄色の色素は魚の体内で生成することができないのでアスタキサンチン等のカロテノイドを餌から摂取する必要があります。
その点このスプリームシリーズは十分すぎるほどのアスタキサンチンを含んでいます。指で少し触っただけでも指先が赤く着色してしまうほどです。笑

Naturefood - Supreme Kristall (S) 55g
実物はこんな状態になっており、顆粒というよりは粉末と表現した方が良いかもしれません。
この餌の大きな特徴の一つがしっとりと湿っていることです。それにより水面に落とした際に飼育水とよく馴染み素早く沈んでいきます。

Naturefood - Supreme Kristall (S) 55g
更に湿っていることにより指で軽く摘まむと簡単に塊になり、より一層素早く水中に沈めることが可能です。
底床を啄んで摂食するアピストの他、低層を生活圏にしているコリドラス等にも喜ばれる餌だと実感しています。

では実際に給餌しているところを動画にしましたので是非ご覧になってください。


如何だったでしょうか。
この細かさでこれほど早く低層に行きつく餌は今まで無かったと思います。
是非一度お試しください。

スプリームシリーズは少し植物性の成分が不足しているように思えます。
アピストは雑食性なので、スプリームシリーズと一緒に植物性成分が多く含まれている餌も与えるよう問い合わせの回答時にお伝えしています。

トロピカル スーパースピルリナミニ 56g
ドクターバスラー バイオフィッシュフード クロレラ(M)
ドクターバスラー バイオフィッシュフード アサイー(M)
これらの餌も粒がとても小さく喰いつきがとても良い餌です。週に一度程度与えることにより栄養バランスが整い、その結果体色の色揚げ効果が促進されます。
ただしその効果はすぐに表現化されるものではないので、一ヶ月程度経過してからその効果をご確認ください。

その他に、トロピカル製品には色揚げに特化した製品をご用意しています。
これらの餌と他の餌を独自に組み合わせて効果を確認してみるのも楽しみの一つではないでしょうか。

何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問合せください。


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販売特約店様にリリースしたアピストのご紹介です。
本日は3種を新たにリリースいたしました。

Apistogramma sp. D24
Apistogramma sp. D24 (Rio Vichada)

前回入荷した sp. D24 のタイプIIのみが今回入荷しました。

ちなみに前回のタイプI は現地から、ビチャダのヴィエジタとの修正連絡が入っております。情報が錯綜してしまったことをお詫びいたします。
しかしビチャダのヴィエジタをご購入された方からは、メタ川やマナカシアス川エリアとは背鰭の形や色の入り方が違うとのお声をいただいており、ホッと一安心しております。

そして前回のタイプIIの方が sp. D24となります。

Apistogramma sp. D24
さてこの sp. D24について、今更ですがこの種の特徴を三点お伝えしておきます。

一点目が、胸鰭の付け根からお腹にかけて強い黄色を発色します。
二点目が、腹鰭の先端が赤く染まっている、もしくは赤色発色前の黄色になっています。
三点目が、尾筒のコーダルスポットはD25やD28よりも大きいです。

種を判別する際には体色や鰭の色は関係ないのですが、あくまでもDナンバーは種が特定されるまでの仮ナンバーという位置付けなので、このような色の違いが重要視されている部分もあります。
ヴィエジタI~IIIもカラーフォームと言われているように。

Apistogramma sp. D24
ただし、頬の赤い斑点はこの種を特定する大きな特徴ではありません。
上の写真の個体は5cm弱の雄ですが頬に赤はほとんど発色していません。(環境に慣れれば今後発色してくると思います)

Apistogramma sp. D24
こちらの個体は4cm弱の個体ですが、成長したらどうなってしまうのか、と思うほどベッタリと頬の赤が発色しています。
従いまして、魚を選別する際には頬の赤色は重要視されますが、D24という種として判別する際には頬の赤を気にする必要はありません。

しかし、本当に、本当に残念なのは今回も雌が極少数だったことです。この種は野生でも雌の数が少ないのかもしれません。


Apistogramma sp. cuiari
Apistogramma sp. cuiari

コロンビアでアピストグラマを研究しているダニエルは、3月の初めから約一か月間の採集旅行に出掛けておりました。(因みにDナンバーのDはこのダニエルの頭文字から取りました)
今回彼はオリノコ川~ネグロ川~ヴァウペス川と旅をし、その間に採集した魚をシッパーに送り日本に届いたのが先月よりリリースしているアピストたちです。
そして旅の最終目的地がクイアリ川でした。

もちろん sp.クイアリが日本にやって来ています。
今回の sp.クイアリは10cmほどの大きな個体も若干居ますが、4~6cm位の飼育し易いほど良いサイズがメインとなっています。
小さくても既に頬赤個体が多いので育成を充分お楽しみいただけます。


Apistogramma sp. D52
そして、「クイアリに行くなら絶対に新種を見つけて来て!」とお願いしたら本当に新種を見つけてきてしまいました(笑)

Apistogramma sp. D52 / sp. Harol

最初に発見した漁師の名前がシノニム(別名)になっています。彼はすごく喜んでいました(笑)

Apistogramma sp. D52
さて、このD52は今回約30尾捕獲でき、その内の数尾が輸送中に死んだり病気になりましたが、無事だった残りの半分がノルウェーへ、そして半分が日本へ輸入されました。
従って商用ルートに乗った D52は今日本に居る十数尾だけです。

場所が場所だけに多分今後の入荷はほとんど無いと思いますし、日本のアピスト史に残るであろう逸材だと感じています。(地味ですけど。笑)

Apistogramma sp. D52
サイズはこんなチビばかりなので今回リリース出来る数は極々少数になりますことをご了承ください。

採集旅行中に撮り溜めた写真や動画は膨大な数になっています。現在整理していますが、機会があればこの場で現地の様子をご紹介出来ればと思っていますので、あまり期待せずにお待ちください。


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