厳選した美しいアピストグラマ等の熱帯魚を提供。熱帯魚輸入卸販売のコクーン

最近、ルブラに関するお問い合わせとともにアピストグラマの色揚げについてのご質問をお受けする機会が多くなっています。
色揚げ技術を惜しみなく公開しているケースはあまり多くありませんが、今回は当社が考えるアピストグラマの色揚げ方法について書いていこうと思います。プロモーションを含みます。笑
ルブラのご紹介
水槽用フタ [ ルブラ ]
まずは、フタ受けが要らない軽くて割れない水槽用のフタシリーズ [ ルブラ ] のバリエーションをご紹介いたします。
  • クリア・・・
    ガラスと同等の透明度を誇り熱や湿度にあまり影響を受けないポリカーボネート製です。
  • オパール・・・
    光を拡散させ柔らかな光を水槽の隅々まで行き渡らせる効果があります。
  • ブロンズ・・・
    クリアタイプと比較し30%程度光を減光させるため藻類の繁殖を抑制する効果があります。
  • パンチングボード・・・
    水温の上昇を気化熱を使って下げる場合にパンチングボードはとても有効です。
  • ブラックウォーター・・・
    色揚げに効果的。南米の熱帯雨林を流れる赤褐色のブラックウォーターを簡単に再現できます。
これらバリエーションの中で色揚げ用ツールとしての役割りを担うのはブラックウォータータイプになります。
色揚げの基本的な考え方
先にお断りしておきますが、本記事内の色揚げ方法はアピストグラマ以外の種での効果は検証しておりません。また冒頭で述べているように、当社が考える独自の色揚げ方法であるため必ずしもこの方法が正しく、全てに対して効果が高いとは限らないことを予めご了承ください。

色揚げ方法は大きく分けると以下の二つになります。
  • 餌漬けにする
  • 飼育環境を整える
前者は、色揚げ飼料のみを与えて体色を維持する方法。また自家繁殖個体の場合は幼魚の頃から色揚げ飼料を強制的に与えて色揚げする方法。
後者は、飼育環境を野生環境に可能な限り近付けてあげて、遺伝子を刺激し本来持っている体色を引き出す方法。
今回は後者の飼育環境を整える色揚げ方法について説明していきます。

本題に入る前に、アピストグラマは何故あのような綺麗で様々な体色を持っていると思いますか?

飼育者を楽しませるため、と思いたいですが残念ながら違います。

水槽内で普段は威張り散らしていても、生息地である南米の広大で弱肉強食の世界でのアピストは底辺に位置する魚種です。そのため捕食者から自らの身を守るためにその環境に合わせた体色を持っているのです。
そうです、"アピストの体色は保護色"と捉えるのが色揚げを理解し実施する上でとても重要です。

アピストが南米の様々な場所に生息しているからこそ、その環境に合わせて様々な体色を持つようになった。そして同じ種であっても生息地の違いにより体色が異なるためにバリエーションが増えてコレクション性が増す。
そのように考えると、アピスト自身は意識していないけど結果として先ほどのアピストの体色が綺麗なのは何故かという質問に対し、飼育者を楽しませるためという回答はあながち間違っていないのかもしれないですね。
生活圏と保護色
保護色とはどのようなものなのか、主に生活している場所との関係性をみていきましょう。


ネオンテトラ・カージナルテトラ・グリーンネオンテトラと言えばアマゾン川やオリノコ川の上流域を中心に広範囲に生息している熱帯魚を代表する最もポピュラーなカラシンです。
いずれも爽やかな青色と濃い赤色を基調にした体色で、その面積は多少違いますが背中側に青色、お腹側に赤色という配色です。実はこの配色が捕食者から身を守るための保護色と言われています。


赤褐色のブラックウォーターの川に生息する彼らの生活圏は上〜中層です。上層や水上からの捕食者に見つかりやすい背中側は空と同じ青色にすることで目立たないようにしています。対してお腹側が赤色なのは水中の捕食者から身を守るための保護色です。水中から上を見上げた時に赤いブラックウォーターと同化して目立たなくなるようにしているのです。

コリドラスやオトシンなどの底物系と呼ばれる種どうでしょうか。


背中側は川底の石や土などに紛れるように体色や模様で保護色を形成していますが、お腹側は真っ白です。全てがこれに当てはまらないかもしれませんが、彼らの生態と生活圏ではお腹側に保護色は不要なのです。

ではアピストはどうでしょうか。
ディプロタエニアやプサモフィラのように水深のある砂場が生活圏というアピストも居ますが、それ以外のほとんどのアピストの生活圏は、捕食者である肉食魚が入って来れないような浅瀬です。雨季や乾季により多少の違いはありますが、流れの早い本流ではなく、支流の浅瀬でほとんど流れが無い水溜りのような場所を生活圏にしていることが多いです。
そしてアピストは川底近くの下層を生活圏としているので、ネオンテトラやカージナルテトラのような背中側の青色は必要としません。
アピストは、捕食者であろう水上の鳥や水中の肉食魚などに見つからないために、川底の色と同じような体色を保護色としていると思われます。

赤い水に住むアピストは赤色の保護色を持ち、透明な水に住むアピストは青色や黄色の保護色を持ち、茶色い水に住むアピストは黄色やオレンジ色の保護色を持つ。大雑把ですがこのような事が言えます。

余談ですが、ネオンテトラ・カージナルテトラ・グリーンネオンテトラの話に戻ります。もしこの3種が同じ場所に住んでいたら生活圏がどのように仕切られるのか個人的にとても気になります。
赤色の面積順に並べると、カージナルテトラ → グリーンネオンテトラ → ネオンテトラとなります。それが保護色だとして、彼らが同じ場所に住んでいたら、果たして川底から水面に向かってカージナルテトラ → グリーンネオンテトラ → ネオンテトラの順できれいに生活圏が分けられるのだろうか。

そしてハイフェソブリコン・エイリョスというボディが黒くて背鰭と尾鰭が鮮やかな赤色をした珍カラがここ最近アラグアイアから入荷していますが、一体どんな環境に暮らしていたらあのような体色になるのか非常に興味があります。
学術論文には緑色と青色の少し深そうな沼のような写真が載っているのですが、実際にはかなり特殊な茶色い水に生息しているようです。写真で良いのでいつか実際の生息地を見てみたいものです。
底床の色と体色の関係

この写真は細身で体の至るところが赤く染まるとして知られるアピストの生息地です。

水は赤褐色のブラックウォーター、川底は白い細かな砂で、曇っていますが光で照らされた浅瀬の川底は赤茶色に染まっていますが、水深が深いところは赤黒い色をしています。
このような場所で真っ白な体色をしていたら捕食者にすぐに見つかってしまうのは容易に想像できますよね。
では、川底が白い砂ではなく枯れ葉が堆積している場所ではどうでしょうか。赤褐色のブラックウォーターを通過した太陽光は茶色い枯れ葉をきっと真っ赤に染め上げていることでしょう。なのでやっぱりそのような場所でも保護色である赤い体色は必要不可欠なのです。

ネグロ川に生息する体表的なアピストであるエリザベサエ。顔周りから腹部にかけて赤くそして上品な雰囲気を持つことからアピストグラマの女王と呼ばれています。
最近は毎年入荷していますが、採集された場所が同じであったとしても季節や年によって色の表現が異なることがありますよね。
例えば、昨年は腹部や腹鰭が赤かったのに今年のエリザベは頬しか赤くなかった、とか。

これは全く同じ採集ポイントであっても起こりえることなのです。例えば、昨年は日陰が少なく川底まで太陽の光が届いて堆積した枯れ葉が真っ赤になっていたけど、今年は川辺の樹木が成長して日陰になったお陰で日差しが川底まで届く時間が少なかった、なんて事が起きれば同じ場所に住んでいたエリザベでも自らの身を守るために体色を変化させることでしょう。

なので「あの年のヤワウィーラ産はヤバかった」とか「あの時のアイワナのメンデジーはスゴかった」となるのです。彼らアピストにとっては死活問題なんですけどね。笑

アピストを飼育していると彼らの視線を感じることが多くありませんか?
陰に隠れているようでも飼育者の行動を見張っているようで、こちらのちょっとした動きにもしっかり反応します。それだけアピストは視力が良いと言えますし、目から得る情報がとても多いとも言えます(多分他の魚種も同じだと思いますが)。
自らの生活圏の環境色についても無意識に目から情報を得ているはずです。そしてその環境色に対して適切に体色を変化させるように彼らの遺伝子にしっかりと刻み込まれているはずです。

極々たまにアルビノのアピストを見かけることがありますが、そのような場合は視覚異常を患っているケースがほとんどです。ここからも視覚から得る情報は重要というのがわかります。

さぁ、それでは前振りはこの辺までにして、ここからはアピストの具体的な色揚げ方法について・・・

と言いたかったのですが残念ながらお時間がきてしまいました。。。

・ワイルド種の体色が飼育しているうちに徐々に退色してしまう・・・。
・苦労して繁殖させたのに稚魚の体色が親のように出てこない・・・。
などという悩みについて、次回は解決策を示せるようにしたいと思います。

見慣れた自分の水槽を見ていてもきっとその問題点は見つけられないと思います。しかし最近はSNSが発達しているので沢山の人の水槽環境を客観的に見ることができます。きっと同じアピストでも飼育者によってアピストの体色が異なって見えるはずです。
例えば、ヨーロッパのマニアの方々は南米現地の環境を模してブラックウォーターに白い砂を敷いているケースが多いです。しかし水が茶色いのでアピストの体色も茶色主体になってしまってるケースが多いです。

底床が砂かソイルかでも体色は異なってきますよね。
意外な盲点として、水槽内の藻類によってもアピストの体色が変化しているのをご存知ですか?底床にビッシリと緑のコケが生えている場合はアピストの体色も緑っぽくなってますし、黒ひげゴケが底床を覆っている場合は体色も黒っぽくなってます。

このように底床の色に注目してアピストの体色と対比しながら他の飼育者の方々の写真を見てみるのは新たな発見もあったりして楽しいものです。

後編につづく。。。

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水槽用フタ [ ルブラ ]
ご好評いただいております、フタ受けが要らない軽くて割れない水槽用のフタシリーズ [ ルブラ ] に新たなバリエーション、"ブロンズタイプ"を追加しました。

[ ルブラ ] - ブロンズタイプ

多くの需要は無いと思いますが、ブロンズタイプを使用すると、照明の光をクリアタイプと比較し30%程度減光します。

強い光を必要とする水草水槽には無益ですが、陰性水草や魚が主体の水槽など強い光をあまり必要としない場合は藻類の繁殖を抑制する効果があります。
また、アピストマンションなどで左右から光が当たり藻類が繁殖しやすい中央の水槽のフタにブロンズタイプを使用して藻類の繁殖を予防することも可能です。

※藻類の繁殖を完全に阻止するわけではありません。減光することにより繁殖スピードを抑える効果があります。


今まで45cm水槽用のルブラはクリアタイプのみに設定しておりました。

他のバリエーションで45cm水槽用が必要な場合は30cm水槽用を2枚ご購入いただき寸法調整していましたが、今回他のバリエーションにも45cm用サイズを追加設定しました。

※サイズはいずれも225 x 300mmの2枚組となります。


いくつかの新たな乾燥餌を追加しました。
○ 稚魚用
トロピカル マイクロビット ハイプロテイン【稚魚用】 32g
卵黄を使った高タンパク質のフードです。浮上したての稚魚が食べれらる微細な粉末サイズです。
親水性に優れ水に混ざりやすいため、スポイトを使ってブラインシュリンプの幼生を給餌する時と同様に稚魚の口元に確実に噴射することが可能です。
消化吸収に優れたタンパク質、栄養素が豊富な卵黄、そしてカロテノイドが豊富なクリルを含む本製品は、稚魚の高い栄養ニーズを満たし成長と発達を促進します。そして最適に配合されたビタミンと微量元素の働きにより、稚魚の優れた体調と健康を維持しながら健やかな成長を促します。

トロピカル プロディフェンス マイクロサイズ【稚魚用】 60g
腸内フローラを改善するプロバイオティクスが含まれた高タンパク質のフードです。マイクロサイズは浮上したての稚魚が食べれらる微細な粉末サイズです。
親水性に優れ水に混ざりやすいため、スポイトを使ってブラインシュリンプの幼生を給餌する時と同様に稚魚の口元に確実に噴射することが可能です。
本製品に添加されたプロバイオティクスには、生きて腸まで届く枯草(こそう)菌の内生胞子が含まれており、腸内フローラを安定させ、餌の消化を促進させます。これにより魚の排泄物による水質汚染を減少させ、魚自体の体調を整え、免疫システムを強化します。

トロピカル プロディフェンス XXSサイズ 70g
腸内フローラを改善するプロバイオティクスが含まれた高タンパク質のフードです。XXSサイズは食べ盛りの稚魚や口の小さな魚が食べれらる小さな顆粒サイズです。
プロバイオティクス・ベータグルカン・ビタミン・カロテノイドの相乗効果は、稚魚の免疫系に強い影響を及ぼし病原体に対する耐性を高め、稚魚の生存率と様々なストレスに対する抵抗力を高めます。また本製品に含まれる豊富なタンパク質と外因性アミノ酸は魚の健康的な成長と発達を促進します。

○ 顆粒タイプ
トロピカル ディスカスグラン D-50プラス 52g
ゆっくりと沈む顆粒で、非常に消化性が高いタンパク質(55%)を含んだ幼いディスカス用のフードです。成長したアピストグラマ等のドワーフシクリッドにも与えることができます。
動物と植物由来の原材料は、健康な成長に必要なすべての必須アミノ酸が豊富なタンパク質を成長中の魚に提供するために厳選しました。若い魚の免疫力は、ニンニク、酵母、スピルリナ、昆布藻に含まれるベータグルカンと活性物質によって強化されています。また含まれている卵黄は、消化を助けるレシチンの供給源であり、体の適切な発達と機能に必要です。オメガ3脂肪酸に対する稚魚の高い需要を満たすために、海洋甲殻類や魚油などの多価不飽和脂肪酸が豊富な原材料が追加されています。

トロピカル ナノビットグラニュー 70g
小さな顆粒状の沈下性フードです。
育ち盛りのアピストグラマの稚魚の他に口の小さなカラシン類やラスボラ類の餌としても最適です。
免疫を高める天然のベータグルカンとビタミンCによって病気に対する抵抗力を高めるとともに、最適に配合されたビタミンと微量元素が追加された最高品質の素材は、要求の厳しい種の栄養とエネルギーのニーズに応えます。

ドクターバスラー Biofish-Food GSE/モリンガ(M)
レギュラーフードの成分に加えグレープフルーツの種子のエキスとすり潰したモリンガの葉を含んでいる商品です。
グレープフルーツの種子にはクエン酸とフラボノイドの効果により防腐作用があります。またモリンガは別名ミラクルツリーと呼ばれ大変バランスのとれた栄養素を含む樹木です。GSE/モリンガには、グレープフルーツの種子のエキスと、アミノ酸と抗酸化物質を多く含むモリンガの葉が添加されているため観賞魚の健康と成長を促進します。

○ フレークタイプ
トロピカル クリルフレーク 20g
ナンキョクオキアミの含有量が高い(40%)フレーク状フードです。
嗜好性の良さから、人工飼料に不慣れな魚(ワイルド魚)や多くの栄養を求める魚によく合います。クリルフレークの独特の風味は、オキアミに含まれるアミノ酸の量と種類に関係しています。オキアミは、オメガ3や消化管を効果的に調節する作用があるキチンなど、消化しやすいタンパク質である不飽和脂肪酸の供給源でもあります。さらに、オキアミは天然のカロテノイドを提供し、クリルフレークを定期的に与えることで魚の色揚げを促します。
※フレーク状のフードはそのままの状態で給餌すると水面に浮きやすいです。しかし与える直前に指でつまみ細かく砕いて給餌することにより飼育水によく馴染んで程よい速さで沈んでいきます。またブラインを与える際に細かく砕いたフレークを混ぜてスポイトで与えるのも効果的です。

○ フリーズドライタイプ
トロピカル レッドミコ 8g
雑食性および肉食性の観賞魚のために精製した赤虫(ユスリカ科の幼虫)を凍結乾燥させた自然由来のフードです。口の大きなアピストグラマや中型シクリッド向けのフードです。
本製品は、高度なトロピカル社の凍結乾燥技術により、赤虫の栄養価と味覚を保持し、同時に病原体や病原菌からの脅威を効果的に排除しています。
ふんわりしていてとても柔らかいのでそのまま給餌することもできますが、お使いいただく分を3~5分程度水に浸してから与えた方が良いです。

○ 少量タイプ
Naturefood Supreme クリスタル(S) 30g
人気のスプリーム・クリスタルのミニボトル。
しっとり柔らかい顆粒状の餌で水面に落とすと理想的な速さで水中に沈んでいきます。底床を啄んで摂食するアピストグラマやコリドラスなどに最適なフィッシュフードです。
Supremeシリーズを使用する時は、与える分を指でつまみ少し力を加えて塊にしてから水面に落とすと良いでしょう。その塊がホロホロと崩れながら絶妙な速さで沈んでいきます。

Naturefood カラープラス(S) 25g
水槽内の全ての魚たちが同時に食べられるように、早く沈む顆粒とゆっくりと沈む顆粒がミックスされています。
植物由来のアスタキサンチンと10種類のキサンチンが含まれているため魚が本来持つ天然の体色を増強させます。

皆さまのご利用を心よりお待ちしております。


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今週リリースしましたお魚をご紹介します。今回はアピストグラマ4種を新たにリリースしました。

Apistogramma sp. D10
・Apistogramma sp. D10 - Río Caqueta水系
2016年に初めて発見された新種。それから5年の月日が流れ今回が2回目の採集となり、そして遂に日本初入荷となりました。
なぜその間採集されなかったのかというと、生息地に行くまでの道のりを考えるだけでも行くのを躊躇してしまうほどの秘境に生息しており、採集を成功させるには十分な時間と体力、そして天候に恵まれる幸運が必要だからなのです。だからレア中のレア種と言えるでしょう。
多分次はもう無いか、あったとしても最低でも3〜4年は来ないと思われます。
sp.D50に似てますが、ラテラルバンドの太さ、頭でっかちでずんぐりの可愛らしい体型、メスのカッコよさ等々実物を見ると明らかに別種だと分かるはずです。各ヒレに余計な色が入らない分D50よりも上品な印象を受けます。またメスはD50同様にマウスブルーダーとして知られています。
入荷数は極々僅かでしたので、この手の種が好きな方は後悔しないように今回のチャンスは逃さないでください。

Apistogramma cf. personata (Orange)
・Apistogramma cf. personata (オレンジペルソナータ) - Río Caqueta水系
sp. D10と同エリアに生息しているcf.ペルソナータ。写真でも少しだけ確認できると思いますが現地ではオレンジ色の体色が濃いことから関係者の間では"オレンジペルソナータ"と呼んでいます。
本当に入荷当初はとても濃いオレンジ色の体色をしていましたので、水に慣れた頃にはその派手な体色を確認できることと思います。
大きな個体の鼻先が白っぽく変色していますが、病気やスレではないのでご安心を。常に水面を気にしているようなので現地では水面の虫などを捕食していたのか、それとも水上の外敵を気にしていたのかは分かりませんが、そのような何らかの影響で白っぽくなっているのかも知れません。
敢えて背鰭を広げた写真は遠慮させていただきました。畳まれた背鰭を見ればその豪快なフィンスプは容易に想像できますよね。笑

Apistogramma viejita
・Apistogramma viejita - プエルトガイタン近郊
言うまでもなくもちろん本物です。笑
今回のヴィエジタで特筆すべきことは、メス個体がとても綺麗だったこと。尾鰭にツインバーを持ったメスが多く確認できましたので繁殖が楽しみになりそうだと感じました。

Apistogramma sp. D24
・Apistogramma sp. D24
今回の入荷数はあまり多くはありませんでしたが、派手なオス個体が目立った印象でした。
まだ飼育したことがないマニア様には是非この機会を逃さないでいただきたいです。

コロンビア現地では既に多くの川の水位が高くなっており、アピスト採集は夏ごろまでの間しばらくお休みとなります。
コロナの影響で昨シーズンに続き今シーズンも計画通りの採集ができませんでした。早めのコロナ終息と来シーズンがドキドキするようなシーズンになることを祈ります。


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