厳選した美しいアピストグラマ等の熱帯魚を提供。熱帯魚輸入卸販売のコクーン

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Apistogramma sp. D51
昨日、ノルウェーのTom Christoffersen氏が運営するサイトが久しぶりに更新され、コロンビア産アピストグラマの新種、sp. D51とsp. D52が掲載されました。

実は上のこの個体、採集された日のうちに現地から当社へ写真付きで情報が提供されており、「新種?」「sp. イサナ?」などと真夜中にやり取りをしておりました。
と言いますのは、鮮やかな体色もさることながら尾鰭がライヤーテールではなく、ラウンドテールからスペードテールに近かったからです。

その後、現在知られているアピストグラマのいずれの種にも属さないだろうと判断され sp. D51というDナンバーが新たに付与されました。

実は、上の写真の個体が先日当社に輸入されておりました。
しかし大変残念な事に、この個体は死着でした。ただしそのような状態でも鮮やかな体色は写真の個体そのものだったのが強く印象に残っています。


Apistogramma cf. uaupesi
その派手な個体と一緒に捕獲されたのが、3月20日リリースでご紹介しましたApistogramma cf. uaupesi (Upper Rio Negro)です。

Apistogramma cf. uaupesi
しかしリリース出来そうな個体はいずれも小さく、一番上の写真のような派手さや尾鰭の形を確認することは出来ませんでした。
そのため当社としましては、その時点で確認が取れていなかったこともあり販売名は「cf. uaupesi」としたのです。

その後現地の漁師に一番上の写真と同一種なのかを確認したところ、「多分同一種のはずだ」との回答を得ました。
その理由は、「現地の川では同じ場所に似た同一グループの種が一緒に棲息している事はまず無いから」とのこと。

Apistogramma cf. uaupesi
そこでリリース前に撮影した写真をもう一度見直してみました。
確かに、顎下の隈の入り方、全体的な体色、尻鰭の色の入り方、尾鰭は真っ赤になるであろうと思われるオレンジ色の出方、等を見ると一般的に知られているロートカイル系とは少し違うところも僅かながら見えてきます。

当社に残っているのは2~3cmの幼魚ばかりで、将来の体色や背鰭の形状までを現段階で予測するのは不可能なサイズです。
もし既にご購入されているお客様、または販売特約店様に直接足を運べるお客様は是非ご自身の目で背鰭の形状なども併せてご確認ください。
背鰭の立ち上がり(一条目)がロートカイル系のように低いのか、それともsp.セーゲルフロッセンのようにいきなり立ち上がっているのか、などが大きなヒントになると思われます。

当社は、嘘や適当な事を並べてまで仕入れた魚を売るつもりはありませんが、このアピストグラマに関してだけはこの記事のタイトル通りです。


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販売店様にリリースしたアピストのご紹介です。
本日は2種を新たにリリースいたしました。

Apistogramma cf. diplotaenia
Apistogramma cf. diplotaenia (Rio Orinoco)

昨年の11月にレア種としてご紹介したディプロがまたやって来ました。
ブラジル側へ流れるネグロ川産とは若干違い、スペードの形をした尾びれがより際立ち、ラテラルバンド下のギビバンドが特徴的なアピストグラマです。

前回の便では雌雄の判別も出来ない程の小さなサイズでしたが、今回は良いサイズが纏まって入荷しております。
とは言え、この種は小さなサイズでも一旦落ち着いてしまえば丈夫なアピストで、成長が早く、環境さえ整っていれば自然に産卵へと導けるはずです。

Apistogramma cf. diplotaenia
この種がこれだけ纏まって日本にやって来たのは多分初めてではないでしょうか。
しかしこの種は適正な時期に適切な場所に行けば実は沢山獲れるアピストグラマなんです。

では何故この種がレア種と呼ばれているのか。
それはこの種が輸送にとても弱い面があるからなんです。特に雌が。
昨年の11月の入荷では生きて日本に到着したのは約10%でした。もちろん大赤字です...(汗)
その後2回このディプロ目的で漁に出かけましたが、ボゴタのシッパーの元に到着した時にはいずれも全滅でした。
その数、ザッと〇〇〇匹、ここではとても言えない数字です(泪)

今回はその反省を活かし漁師とシッパーと我々が相談して特別な梱包と輸送方法を考案しました。
それが今回見事に大成功!!!
死着はほとんどなく、もちろん雌個体もしっかり居ます!

昨年からかなりの量を捕獲してしまったのでしばらくはこの種狙いの漁は行いません。従って今回のように纏まって入荷する事は当分無いでしょう。
前回の便で入手を諦めるしか無かった方々申し訳ありませんでした。今回は大丈夫です!
可能な限り価格も抑えていますので今回のチャンスは是非ともお見逃しなく!


Apistogramma cf. hongsloi

Apistogramma cf. hongsloi
Apistogramma cf. hongsloi (Rio Vichada)

今回のホングスロイはボディ全体がオレンジ色をしています。
現地ではレッドビチャダと呼ばれていますが、ラテラルバンドに沿って赤いラインが入っているのを見ると、数年前にラーゴ・カリマグア産で入荷したホングスロイによく似ている感じがします。
雌の数が少ないのでリリース数は僅かです。


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久しぶりに販売店様にリリースしたアピストのご紹介です。
本日は新たに3種をリリースいたしました。

Apistogramma sp. D24 (Rio Vichada)

Apistogramma sp. D24 (Rio Vichada)
Apistogramma sp. D24 (Rio Vichada)

マクマス系が多いDシリーズの中で、ヴィエジタ〇〇年タイプに最も近いとされるアピストです。
頬に赤点がある個体、腹鰭が赤い個体、と現地からは2タイプに分かれて入荷しておりますが、成長した時に同じような姿形になるのか、それとも違ってくるのかは不明です。
残念なのが今回も雌個体が少ないこと。これはマクマス系の宿命(泪)
従ってリリース出来るペア数は極々少数となります。
もし雄だけでも構わないという方がいらっしゃったら販売特約店様にご一報ください。


Apistogramma cf. uaupesi (Upper Rio Negro)

Apistogramma cf. uaupesi (Upper Rio Negro)
Apistogramma cf. Uaupesi (Upper Rio Negro)

ネグロ川の最上流で採集したsp. ロートカイルです。
多分ですが(汗)、数年前にイサナ川産として入荷したロートカイルと同一種だと思います。
今回のはイサナ川ではありませんが。(汗)
まだまだ本来の体色を見せていませんが、飼い込んでいただくとこのアピストの素晴らしさを存分にご堪能いただけるはずです。
今回の採集場所はそう簡単には行けない場所ですので、次はいつ入荷するか見当もつきません。
本アピストをお待ちだった方は是非販売店舗様にアクセスしてください。


Apistogramma lineata (Rio Atabapo)

Apistogramma lineata (Rio Atabapo)
Apistogramma lineata (Rio Atabapo)

今回のリネアタは手頃なサイズで粒揃いです。
もちろん鰭等の欠損は全くなく、今までに入荷したリネアタの中で一番の個体たちだと思います。
写真後方に居る個体のように、すぐにでも産卵してしまいそうな雌が数匹確認出来ていますのでお楽しみいただけるはずです。


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販売店様にリリースしたアピストのご紹介です。
本日は1種のみ新たにリリースいたしました。

Apistogramma sp. D37
Apistogramma sp. D37
昨年、突然大量に入荷したアピストグラマです。
日本では何故か、サンホセとかサンノゼとかと呼ばれていますね。笑

Apistogramma sp. D37_habitat
採集場所はイニリダ川上流とされていますが、実際にはイニリダ川の源流に限りなく近い流れがほとんど無いような小さな湖です。
採集場所との位置関係や発送スケジュールにもよりますが、アピストを捕獲すると一旦近くの街の養殖池等に放流しておいて後日まとめて持ち帰ることがよくあります。
このD37の時は、グアビアーレ県にある「サンホセ」という比較的大きな街に一旦集められました。
そして日本に情報が流れてきた際に、この集積場所であったサンホセの名が何故か伝えられ「sp.サンホセ」という名前が付けられてしまったのです。笑

アラクリナグループのアピストで、背びれが伸びず丸っこい形は好き嫌いが分かれるところではありますが、鰭に入る色は他のアピストグラマには見られない色彩です。

採集場所を考えると今後はそれほど入荷しないと思われますので、このアピストを待っていた方はお見逃しなく!


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もう忘れ去られてるかもしれませんが、2018年もコクーンを何卒宜しくお願いします。

年末に現地漁師と今年のアピスト採集計画を立てました。
それらが全て滞りなく実行されれば今年も素晴らしいアピストたちが日本にやって来ます。
しかし自然が相手なので計画通りに進まないことも多々あります。
前回と同じポイントに行ったのに目的のアピストが居なかったり、最近は天候不順で雨が多く水位も高くなってきているようです。
どうぞ少しだけ期待しつつ今年もコクーンを温かい目で見守ってください。

年末年始の関係で飛行機の予約が取れず苦労しましたが、今年の初便が入荷しています。

Apistogramma viejita
Apistogramma ヴィエジタ (Puerto Gaitán)

去年の6月に極少数入荷しましたが、纏まっての入荷は2014年以来3年ぶりとなります。
今回のヴィエジタは、スモールサイズ~ミドルサイズとなりアピスト育成を十分楽しむことが出来るサイズでの入荷となりました。
2014年に入手し損ねた方も、再度ワイルドのヴィエジタの魅力を味わいたい方も是非このチャンスを逃さずにゲットしてください。
ヴィエジタには♀が少ないという悩みの種がありますが、今回の入荷も例外ではなくやはり♀が少ない印象ですので早目のアクセスをお勧めします。

Apistogramma sp. schwarzkehl
Apistogramma sp. シュワルツケール (ヴィエジタIII)

前回便とは異なり、今回は尾鰭に格子柄が入らないタイプです。
どちらかというと入荷時にはあまり体色を出さないアピストですが、入荷直後でこれだけ色が出ています。
隠したくても自然と出てきてしまうのでしょうか。笑
かなり派手なタイプになるV3と思われます。


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販売店様にリリースしたアピストのご紹介です。
本日は4種を新たにリリースいたしました。

Apistogramma cf. diplotaenia (Rio Atabapo)
レア種、Apistogramma cf. ディプロタエニア (Rio Atabapo / Alto Orinoco)
ラテラルバンドから斜め下に入る線がこのエリアに生息するディプロタエニアの特徴です。
サイズ的にかなり小さいですが状態はバッチリになりました。
数が少ないのでこの種を待ち望んでいた方はお早めにどうぞ。

Apistogramma sp. blutkehl
Apistogramma sp. ブルトケール(インボイス名)
ほとんど瀕死の状態で入荷しましたが何とか立ち上がりました。
現在日本におけて呼ばれているこの系統の各種アピストの名前が合っているのかどうか少し疑問に思うところがありますが、顎下の模様や薄っすらと見られた下腹の攻撃斑(写真では見えませんが)は、sp. ブルトケールと呼ばれているアピストだと思います。
ただしまだ小さいので断定は出来ません。笑
ウアウペシーの可能性もあります。

Apistogramma sp. segelflossen
Apistogramma sp. セーゲルフロッセン
少数での入荷でしたが良いサイズで綺麗な個体が届きました。
背鰭はかなり高いです!

Apistogramma sp. D18 (A. cf. alacrina)
Apistogramma sp. D18 (cf. アラクリナ)
個人的にはアラクリナの最高峰だと思っています。
ボディや各鰭に入った赤いドットがこの種の特徴です。
まだ本調子ではないものの、既に将来どんな個体に変貌していくのか安易に予想出来るかと思います。

Apistogramma sp. D18 (A. cf. alacrina)
小さな個体でもこの通りバッチリ仕上がっています。
ただし、この種のもう一つの特徴が雌が少ない点です。
この種は2年ほど前から密かに入荷していましたが、いずれも雌がほとんど入荷しませんでした。
今回も見たところ雌がかなり少ない印象ですので、この種を待っていた方は早めのアクセスがよろしいかと思います。

Apistogramma sp. D18 (A. cf. alacrina)
これは今回輸入した中で一番大きな個体です。
こんなにデカいアピストを見たのは初めてです。優に10cmを超えています!
この種には別に Pseudo Kullanderi という名前が付けられています。
直訳すると疑似クランデリ、または偽物のクランデリとなり、あのシングー上流クルア川に生息するクランデリの名を冠しています。
この個体を見て納得しました。笑
この雄のサイズに合う雌は1匹しかおりませんので、チャレンジされる方はお早目に!


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本日、販売店様にリリースしたアピストを紹介いたします。
今回の輸入は、経由地のアメリカで待ちぼうけを喰らったうえに最近の日本の寒さが影響してか魚の状態はあまり良くありませんでした。
そんな中、いち早く立ち上がった2種をまずはリリースしております。

A. lineata
Apistogramma リネアタ (Rio Atabapo)
手ごろなサイズにも関わらず頬にはリネアタ特有の隈取りがギッシリ入っている個体が多く、背鰭が高い個体が多い印象を受けました。

A. lineata
その中に何故かリネアタの体形とは違うアピストが紛れ込んでいました。
個人的にはこちらの方が興味深い。
これはメガプテラなのかピアロアなのか。アタバポ産だとするとピアロアの可能性がありますね。
3匹紛れていたので種がハッキリしてもし♂と♀になったらリリースします!


A. sp. schwarzkehl
もう一種がインボイス名、Apistogramma sp. schwarzkehl(産地不明)で入荷した個体です。

A. sp. schwarzkehl
一見派手になるヴィエジタIII(= sp. schwarzkehl)に見えますが尾鰭に格子柄があります。
しかし最近入荷していたヴィエジタ3.5と言われているアピストとは少し違うようです。

A. sp. schwarzkehl
シュワルツケールとは、schwarz = 黒い、kehl = 喉という意味です。
雌が婚姻色に変わると顎下に黒いマーキングが出現することからそう呼ばれるようになりました。
しかしこの種は多分顎下は黒くならない種のように思われます。
"D"シリーズのアピストの中にもこのシュワルツケールに似た種がD25、D29、D30と居ますが、いずれも雌の顎下に黒いマーキングを示しません。
このことから個人的な意見として、シュワルツケールに似たアピストはコロンビアの広範囲の地域に生息していてそれぞれ地域差があり、唯一プエルトガイタンの近くを流れるマナカシアス川に生息するシュワルツケールの雌のみが繁殖期になると顎下に黒いマーキングを出現させる、と考えるのが合理的かなと思います。
そうなるとシュワルツケールという種名はマナカシアス川産にしか当てはまらなくなってしまいますが。笑
果たして今回の雌の顎下は黒くなるのかどうか検証をよろしくお願いいたします。


Iguanodectes geisleri
アピストグラマの他に今回はカラシンも極少数ですが入荷しております。
良い状態で入荷するのが稀な、イグアノディクティス・ゲイスレリ(Iguanodectes geisleri)です。
泳ぎが活発で少しだけ乱暴な性格ですがとても綺麗なカラシンです。

Hemigrammus coeruleus
ヘミグラムス・コエルレウス(Hemigrammus coeruleus)、和名はピンキーテトラで良いと思います。
環境に慣れ成熟すると体は真っ赤に染まり、興奮すると各鰭が黒くなるカラシンです。


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コロンビア便が無事に入荷しています。

コロンビア便

コロンビア便

コロンビア便

コロンビア便

コロンビア便
この他にもレア種が数種やって来ています!
状態が整った種から順次リリースしていく予定ですので楽しみにしていてください♪


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Apistogramma sp. D28
コロンビアの、とある場所にある小さな湖です。
写真で見る限りは湖と言うよりも沼とか水溜りと言った方が正しいかもしれません。
この写真は乾季に撮影された写真ですが、このような場所にもアピストグラマは生息しています。
この湖が三日月湖のように孤立した湖なのかそうでないかは写真から判断できませんが、雨季になれば後方に見える生茂った植物の根元まで水が達して立派な湖になることでしょう。

アピストグラマを捕獲する時は、特製の網を使い水の中から岸辺に向かって川底をえぐるように沈んでいる落ち葉や堆積物もろとも掬い上げて捕獲します。
ですから、水が後方の植物辺りまで達してしまうほど水位が高いと漁が難航するのは容易に想像できるかと思います。

Apistogramma sp. D28
南米のほとんどの川でそうだったようですが、今年は水の引きが例年になく遅かったようです。
数日間の漁を計画したとしても、水位が高いため思い通りの数が捕獲できないと判れば経費が捻出できないので計画を中止せざるを得ません。
今シーズン、アピストグラマの入荷が遅れた大きな要因の一つがこの高水位なのでした。

漁の計画を何度も延期し、前回のsp. D25と同様プエルトガイタン周辺の川で捕獲され輸入したアピストグラマが今回のsp. D28です。

Apistogramma sp. D28
日本に輸入された直後の写真です。
もちろん1匹ずつ梱包されてきたので状態は抜群でした。

Apistogramma sp. D28
管理水槽に移してから24時間後の写真です。
sp. D28特有の頬の斑点もしっかり出てきました。
現地からのインボイスは、"A. sp. D28 / aff. sp.  Rotflecken"として入荷しました。
"sp. Rotflecken"は、テトラ本に掲載されているヴィエジタのFormIIと同種と言われています。
因みにRotfleckenとは、Rot = 赤い、Flecken = 斑点(スポット)を意味します。
その意味ではこのsp. D28はヴィエジタのFormIIに非常によく似ていますが、体形など全体のイメージは少しだけ異なるような気もします。

Apistogramma sp. D28
この種もsp. D25と同様、生息しているポイントが限定されているので次回の入荷は未定となっています。
実物とテトラ本のヴィエジタIIを見比べていただき、是非とも飼育者ご自身の目で判断していただきたいアピストグラマです。

Apistogramma sp. D28
輸入当初、痩せていたり多少調子が下降気味の個体たちがようやく立ち上がり、先日特約販売店様にそれらを卸しました。
これで今回のsp. D28の在庫はほぼ無くなり、現在は特約販売店様の在庫のみとなりました。


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