厳選した美しいアピストグラマ等の熱帯魚を提供。熱帯魚輸入卸販売のコクーン

この度、観賞魚用ドライフードのインターネット通販を始めました。

その名も、『コクーンオンライン』。そのまんまですが(汗)
画面右もしくは画面下のバナーよりアクセスしてください。

※生体は販売しておりません。生体は特約販売店様にてお求めください。

日本をはじめ世界で販売されている様々な餌を探し求め、そして試し、その中から次のような条件を満たすアピストグラマ等小型の観賞魚に最適な乾燥餌を厳選しました。
  • 嗜好性が高く喰いつきが良い。
  • 幼魚の口にも容易に入る小さなサイズ。
  • 沈下性。
  • 色揚げ効果がある。
  • 健康を維持し成長を促す高い栄養価。
現在は以下4メーカーの製品をメインに取り扱っています。
※いずれも農林水産省が定める飼料安全法に基づき生産国より直輸入しています。

どの製品も非常に栄養価が高いフィッシュフードです。
主食としてもご利用頂けますが、現在ブラインシュリンプをメインに給餌しているなら、ブラインシュリンプを主食、これらの製品は前菜、おかず、おやつという位置付けでご使用頂くことをお奨めいたします。

では何故ブラインシュリンプの他にこのようなドライフードを観賞魚に与える必要があるのか。

魚類の体色は表皮に存在する色素細胞が光を反射させることにより我々人間の目を楽しませてくれています。
色素細胞には各色を生産・蓄積する色素胞と呼ばれる細胞がありますが、その内の赤色素胞と黄色素胞は代謝によりその色素を生産することが出来ないため餌から摂取し蓄積する必要があります。
自然界においては様々な天然の餌からカロテノイド(アスタキサンチン等)を摂取出来ますが、アクアリウムの環境下で赤色と黄色の綺麗な発色を維持させるには赤色素胞と黄色素胞の元となる成分を飼育者が与える必要があるのです。



Dr. Bassleer
Biofish Foodは、魚類学者Dr. Gerald Bassleerが研究を重ね開発した観賞魚用の乾燥餌ブランドです。

『健康を維持すれば魚自らが持つ美しさが発揮される』という概念を基に開発された栄養価が高いフィッシュフードです。

観賞魚の健康を維持するために必要なタンパク質、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、微量元素、必須不飽和脂肪酸が含まれています。
またバスラー博士は魚の病気予防を目的に腸内細菌を助ける役割りを果たすプレバイオティクス(善玉菌)の研究をしており、Biofish Foodにもそのプレバイオティクスが添加されています。

高温により破壊される恐れがあるビタミンやプレバイオティクス等の添加物は、顆粒状に加工した後に低温でコーティングされているためその成分が壊されることなく魚の体内に取り込まれます。

人工着色料は一切使用せず、非常に豊富な栄養成分が含まれています。また嗜好性が高く消化吸収に優れているので、食べ残しや排泄物が減り、飼育水が汚れにくいのも特徴です。


Nature Food
Nature Food
Naturefoodは、ヨーロッパのブリーダーから絶大な支持を得ている非常に品質の高いドライフードです。

このメーカーの製品は、全ての工程を手作業で行っているため生産量が少なく、現在はヨーロッパエリアでしか販売されていません。
この貴重な製品が今回初めてヨーロッパの地を飛び出し、皆さまにご紹介出来ることはとても喜ばしいことです。

Naturefoodは最高品質のシーフード、甲殻類、ほうれん草やアルファルファ等の野菜、スピルリナや貴重な海草、酵母やグルカン・ビタミン・アスタキサンチンを含む原材料のみを使用しています。

製造工程では魚の成長と健康に重要な物質(ビタミン、ミネラル、微量元素等)が破壊されないように約60℃の低温で加熱・加圧して製造されています。

高品質の素材とタンパク質・脂肪の絶妙なバランスによって作られたNaturefood製品は、抜群の喰いつきを見せ、消化と代謝のストレスを軽減させます。
特にSupremeシリーズは『魚たちに餌を与える単純な作業がこんなに楽しかったのか』と実感していただける製品です。


Aquatic Nature
Aquatic Natureは、1989年に設立したベルギーを代表するメーカーです。
日本での知名度は低いですがヨーロッパにおいてはよく知られたアクアリウム総合メーカーです。

自然豊かな地で丁寧に作られた乾燥餌は各国のブリーダーからの評判が高く、対象の魚種毎に成分や大きさを変えて製品化しているのはこのメーカーの大きな特徴といえます。

『ドワーフシクリッドフード』で成長を促し、色揚げ効果には『トロピカルエクセルカラー』や『コードカラーフレーク』で直接働きかける使用方法がお奨めです。


Tropical
Tropical社は1977年にポーランドで設立され、エーハイム、テトラ、セラ、JBLといったメーカーと肩を並べるヨーロッパの老舗アクアリウムメーカーです。

同社の製品は現在日本ではほとんど流通していませんが、黄色いパッケージに『Tropical』の文字が入った製品を何処かで一度くらいは目にしたことがあると思います。
特にフィッシュフードに関しては独自の研究開発を長年続けており、その品質の高さと種類の豊富さから世界中のアクアリストに愛され続けています。

このメーカーの製品は、他のメーカーの製品にはあまり見られない原材料を使用しているものが多く、魚種毎に細かく分類され製品化しているのが特徴です。
また魚の健康や成長促進を目的とした製品の他に、色揚げ用に特化した製品がいくつもあるのも特徴の一つと言えます。

2016年に発売した『ソフトライン』シリーズは現在世界中で大ヒットしている製品です。
このソフトラインシリーズはその名前が示すとおり柔らかい粒状に加工してあり、魚種毎に成分・粒の型・大きさが違い水に沈む速度が調整されています。



取り扱っている製品は全て生産国より直輸入しているため為替レートの変動に伴い販売価格も変化します。
可能な限り販売価格は抑えるつもりですが、輸送費用や関税、各種手数料を要するため国産フードと比較して割高になってしまうことをご了承ください。



Brine Shrimp Eggs
ブラインシュリンプ・エッグも販売しております。
  • 孵化率90%~93%。孵化後の幼生のサイズが小さな最高品質のソルトレイク産ブラインシュリンプ・エッグ。
  • 孵化率がほぼ100%。当社で扱っているソルトレイク産よりも幼生のサイズが更に小さなベトナム産ブラインシュリンプ・エッグ。
  • ソルトレイク産とベトナム産ブラインシュリンプ・エッグを半分ずつブレンドしたハーフ&ハーフ。
ご使用量に合わせ50g~170gの4サイズに分け、ブラインシュリンプ・エッグの品質を長時間維持出来るようにチャック付アルミパック入りでご用意いたしました。

皆さまのご利用を心よりお待ちしております。

コクーンオンライン



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販売特約店様にリリースしたアピストのご紹介です。
本日は5種を新たにリリースいたしました。

Apistogramma sp. Mitú (Rio Vaupés)
Apistogramma sp. Mitú (Rio Vaupés)

久しぶりの入荷です。
数年前に日本に初入荷し、その時は sp. ヴァウペスとして販売されました。
マクマス系でありながらこのスリムな体形はやっぱり変わってます。


Apistogramma sp. Rautenband (Rio Vaupés)
Apistogramma sp. Rautenband (Rio Vaupés)

この種も数年前に初入荷し、cf. ヘルケリーとして販売されました。
今年に入ってからドイツのシクリッド学会で研究論文が発表され、現在は sp. ルーテンバンドと呼ばれています。
今回入荷した個体たちは手頃なサイズでかなり綺麗になりそうです。


Apistogramma cf. personata (Rio Vaupés 南岸産)
Apistogramma cf. personata (Rio Vaupés 南岸産)

ヴァウペス川の南岸の支流にて採集した cf. ペルソナータです。
背鰭が高く、体色の黄色が強いので最近入荷している cf. ペルソナータと同じタイプと思います。


Apistogramma cf. personata (Rio Vaupés 北岸産)
Apistogramma cf. personata (Rio Vaupés 北岸産)

こちらはヴァウペス川の北岸の支流にて採集された cf. ペルソナータ。
南岸産と比較してかなりスリムな体形です。
いずれの個体も小さなサイズなので、成長した時にどのような姿になっているのか気になります。


Apistogramma sp. D39 / sp. sp. Alto Vaupes I (Rio Vaupés 源流域)
Apistogramma sp. D39 / sp. Alto Vaupes I (Rio Vaupés 源流域)

昨年発見され、衝撃の入荷を果たした sp. D39が今年もやって来ました。
今回のは程よいサイズでの入荷ですので、育成も繁殖も楽しめるはずです。


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Apistogramma sp. D51
昨日、ノルウェーのTom Christoffersen氏が運営するサイトが久しぶりに更新され、コロンビア産アピストグラマの新種、sp. D51とsp. D52が掲載されました。

実は上のこの個体、採集された日のうちに現地から当社へ写真付きで情報が提供されており、「新種?」「sp. イサナ?」などと真夜中にやり取りをしておりました。
と言いますのは、鮮やかな体色もさることながら尾鰭がライヤーテールではなく、ラウンドテールからスペードテールに近かったからです。

その後、現在知られているアピストグラマのいずれの種にも属さないだろうと判断され sp. D51というDナンバーが新たに付与されました。

実は、上の写真の個体が先日当社に輸入されておりました。
しかし大変残念な事に、この個体は死着でした。ただしそのような状態でも鮮やかな体色は写真の個体そのものだったのが強く印象に残っています。


Apistogramma cf. uaupesi
その派手な個体と一緒に捕獲されたのが、3月20日リリースでご紹介しましたApistogramma cf. uaupesi (Upper Rio Negro)です。

Apistogramma cf. uaupesi
しかしリリース出来そうな個体はいずれも小さく、一番上の写真のような派手さや尾鰭の形を確認することは出来ませんでした。
そのため当社としましては、その時点で確認が取れていなかったこともあり販売名は「cf. uaupesi」としたのです。

その後現地の漁師に一番上の写真と同一種なのかを確認したところ、「多分同一種のはずだ」との回答を得ました。
その理由は、「現地の川では同じ場所に似た同一グループの種が一緒に棲息している事はまず無いから」とのこと。

Apistogramma cf. uaupesi
そこでリリース前に撮影した写真をもう一度見直してみました。
確かに、顎下の隈の入り方、全体的な体色、尻鰭の色の入り方、尾鰭は真っ赤になるであろうと思われるオレンジ色の出方、等を見ると一般的に知られているロートカイル系とは少し違うところも僅かながら見えてきます。

当社に残っているのは2~3cmの幼魚ばかりで、将来の体色や背鰭の形状までを現段階で予測するのは不可能なサイズです。
もし既にご購入されているお客様、または販売特約店様に直接足を運べるお客様は是非ご自身の目で背鰭の形状なども併せてご確認ください。
背鰭の立ち上がり(一条目)がロートカイル系のように低いのか、それともsp.セーゲルフロッセンのようにいきなり立ち上がっているのか、などが大きなヒントになると思われます。

当社は、嘘や適当な事を並べてまで仕入れた魚を売るつもりはありませんが、このアピストグラマに関してだけはこの記事のタイトル通りです。


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販売店様にリリースしたアピストのご紹介です。
本日は2種を新たにリリースいたしました。

Apistogramma cf. diplotaenia
Apistogramma cf. diplotaenia (Rio Orinoco)

昨年の11月にレア種としてご紹介したディプロがまたやって来ました。
ブラジル側へ流れるネグロ川産とは若干違い、スペードの形をした尾びれがより際立ち、ラテラルバンド下のギビバンドが特徴的なアピストグラマです。

前回の便では雌雄の判別も出来ない程の小さなサイズでしたが、今回は良いサイズが纏まって入荷しております。
とは言え、この種は小さなサイズでも一旦落ち着いてしまえば丈夫なアピストで、成長が早く、環境さえ整っていれば自然に産卵へと導けるはずです。

Apistogramma cf. diplotaenia
この種がこれだけ纏まって日本にやって来たのは多分初めてではないでしょうか。
しかしこの種は適正な時期に適切な場所に行けば実は沢山獲れるアピストグラマなんです。

では何故この種がレア種と呼ばれているのか。
それはこの種が輸送にとても弱い面があるからなんです。特に雌が。
昨年の11月の入荷では生きて日本に到着したのは約10%でした。もちろん大赤字です...(汗)
その後2回このディプロ目的で漁に出かけましたが、ボゴタのシッパーの元に到着した時にはいずれも全滅でした。
その数、ザッと〇〇〇匹、ここではとても言えない数字です(泪)

今回はその反省を活かし漁師とシッパーと我々が相談して特別な梱包と輸送方法を考案しました。
それが今回見事に大成功!!!
死着はほとんどなく、もちろん雌個体もしっかり居ます!

昨年からかなりの量を捕獲してしまったのでしばらくはこの種狙いの漁は行いません。従って今回のように纏まって入荷する事は当分無いでしょう。
前回の便で入手を諦めるしか無かった方々申し訳ありませんでした。今回は大丈夫です!
可能な限り価格も抑えていますので今回のチャンスは是非ともお見逃しなく!


Apistogramma cf. hongsloi

Apistogramma cf. hongsloi
Apistogramma cf. hongsloi (Rio Vichada)

今回のホングスロイはボディ全体がオレンジ色をしています。
現地ではレッドビチャダと呼ばれていますが、ラテラルバンドに沿って赤いラインが入っているのを見ると、数年前にラーゴ・カリマグア産で入荷したホングスロイによく似ている感じがします。
雌の数が少ないのでリリース数は僅かです。


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久しぶりに販売店様にリリースしたアピストのご紹介です。
本日は新たに3種をリリースいたしました。

Apistogramma sp. D24 (Rio Vichada)

Apistogramma sp. D24 (Rio Vichada)
Apistogramma sp. D24 (Rio Vichada)

マクマス系が多いDシリーズの中で、ヴィエジタ〇〇年タイプに最も近いとされるアピストです。
頬に赤点がある個体、腹鰭が赤い個体、と現地からは2タイプに分かれて入荷しておりますが、成長した時に同じような姿形になるのか、それとも違ってくるのかは不明です。
残念なのが今回も雌個体が少ないこと。これはマクマス系の宿命(泪)
従ってリリース出来るペア数は極々少数となります。
もし雄だけでも構わないという方がいらっしゃったら販売特約店様にご一報ください。


Apistogramma cf. uaupesi (Upper Rio Negro)

Apistogramma cf. uaupesi (Upper Rio Negro)
Apistogramma cf. Uaupesi (Upper Rio Negro)

ネグロ川の最上流で採集したsp. ロートカイルです。
多分ですが(汗)、数年前にイサナ川産として入荷したロートカイルと同一種だと思います。
今回のはイサナ川ではありませんが。(汗)
まだまだ本来の体色を見せていませんが、飼い込んでいただくとこのアピストの素晴らしさを存分にご堪能いただけるはずです。
今回の採集場所はそう簡単には行けない場所ですので、次はいつ入荷するか見当もつきません。
本アピストをお待ちだった方は是非販売店舗様にアクセスしてください。


Apistogramma lineata (Rio Atabapo)

Apistogramma lineata (Rio Atabapo)
Apistogramma lineata (Rio Atabapo)

今回のリネアタは手頃なサイズで粒揃いです。
もちろん鰭等の欠損は全くなく、今までに入荷したリネアタの中で一番の個体たちだと思います。
写真後方に居る個体のように、すぐにでも産卵してしまいそうな雌が数匹確認出来ていますのでお楽しみいただけるはずです。


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