厳選した美しいアピストグラマ等の熱帯魚を提供。熱帯魚輸入卸販売のコクーン

Apistogramma viejita habitat photos
この記事と直接関係ありませんが、今回はアピストグラマ ヴィエジタが生息しているユカオ川の支流を写真でご紹介します。

因みに、ヴィエジタのことを"ガイタン"と呼ぶ人が多いですが、ガイタンとは"プエルトガイタン"というコロンビアの街の略称です。ヴィエジタが発見された際、プエルトガイタンとプエルトロペスという街の間のエリアで見つかったと報告され詳しい河川名は公開されなかったため日本では"プエルトガイタン近郊産"と呼ばれるようになり、更には短く"ガイタン"と呼ばれるようになりました。
このような流れを知らない人は、プエルトガイタン近郊産と聞けば、プエルトガイタンはマナカシアス川に面した街なのでマナカシアス川もしくはその支流に生息していると勘違いしている人も多いと思います。
しかし、マナカシアス川にはヴィエジタどころかアピストグラマはほとんど生息していません。

ヴィエジタの生息地はユカオ川の支流になります。ユカオ川とマナカシアス川はいずれもメタ川にそそぐ支流で小高いエリアを挟んで並行して流れる川ですが、このように川が違えば生息している魚も違うことが多いのです。遠い遥か昔はどうか分かりませんが少なくても現在は。

生体輸入の休止について
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家族の事情で、昨年の夏の終わり頃から長野の実家とを往復する生活が続いておりました。
しかしそのような状況が続くにつれ体力的な問題を始め多くの支障をきたしてきたことから、事務所を閉鎖し田舎に引っ越すことにしました。
今年に入ってから少しずつ準備を始め、2月から新たな環境で業務を行っております。二十数年ぶりの田舎暮らしに当初は戸惑いもありましたが徐々に今の環境に慣れつつあります。

事務所の閉鎖に伴い、南米からの生体輸入は一先ず休止することにいたしました。
生体輸入を引き続き田舎で続けることも考えたのですが、
・コロンビアアピストの魅力を広めること
・コロンビアアピストの価値を底上げすること
・コロンビアからの輸入ルートを確立すること
という輸入を始めた当初に掲げた一部の目的は達成できたことから、生体輸入は暫くお休みすることにしました。

もちろん、信頼できる会社に後任を依頼して快く引き受けていただいてますのでご安心ください。
ダニエルからの指令
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「Hey, 最近私の弟子がシッパー(荷送人)の免許を取得したんだ。日本へアピストを輸出したいんだが、そのルートを作ってくれないか」
事の始まりは、ダニエルから突然のこんなメッセージでした。
ダニエルと言えば、そう"Dナンバー"付きアピストの生みの親で知られるあのダニエルです。

その当時のコロンビアアピストを巡る状況は、ヴィエジタ、sp.ミツ、リネアタなどの入荷が始まった頃でした。ただしカナダ等を経由した輸入だったので今では考えられないような高値で取引きされていました。
実は、これらアピストの採集にも全てダニエルが絡んでいました。ただ日本への輸入ルートが確立していなかったためにカナダ経由等で入荷していたわけです。

それ以前のコロンビアアピストというと、マックで頼んだはずが何故かsp.ロートフレッケンが入荷したり、イニリダエのつもりがブルトケールだったりと予想が付かない夢と希望に満ちた便やら、またはペルーの漁師兼シッパーがコロンビアで密漁してペルー経由で入荷する便程度でした。

当初は、当社が直接輸入することは考えてなく、都内の問屋さんにダニエルからの輸入を紹介するつもりでした。
しかしその当時のアピストを巡る状況は、前述のように限られた小売店のみで取引きされていたり、問屋から小売店への卸しも少し偏った感がある少しきな臭い雰囲気が漂う状況でした。
そのため既存の問屋さんにお任せしたとしても状況はあまり変わらず、寧ろ悪化することが予想できたため、力不足かもしれないが当社が輸入することにしました。

金儲けを優先するのなら、当社が輸入して小売りも独占してしまえば大儲け間違い無しだったでしょう。しかし、最初からそんな事をやろうとは思ってなくて、アピストを巡る業界のバランスを整えたいとの思いから問屋に徹しました。

また、この当時は香港や台湾でもコロンビアアピスト熱が高まってきた状況だったため、もし対応を間違えば"D"の付くアピストの商業ルートが日本以外に固定されてしまう恐れもあったため、ダニエルへ無責任な回答はできない状況でした。
実際に輸入が始まると・・・
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昔から趣味で個人輸入を続けていましたし、植物検疫が必要な植物の輸入も行っておりましたので輸入自体には全く抵抗はありませんでした。

ただ流通に関しては無知だったので、最初の頃は都内の限られた小売店のみに卸してみて、慣れてきたら国内の小売店様へ販売を拡大するつもりでした。

また輸入魚種に関しては、既存の問屋さんに目を付けられたり、余計な争いを避けたかったので扱う種が他の問屋さんとは被らないように配慮しました。

実際に輸入が始まると、多くの小売店さんに卸すには準備不足というのが判明しました。
しかし何処から情報を得たのか、全国の多くの小売店様から取引き依頼が殺到してしまい、準備不足を理由に全ての取引依頼をお断りしました。折角お声掛けいただいた店舗様には、この場を借りて改めて謝罪させていただきます。

既存の問屋さんとの関係については心配する必要ありませんでした。ほとんどアピストしか扱わないし小規模な輸入なので、昔から大量の取引を続けている問屋さんから見れば当社は砂粒のような存在だったと思われます。

だがしかし、思わぬところから妨害がありました。

既存の問屋さんに対して「御社のシッパーとコクーンのシッパーは同じですよ」と全くのデマを流して問屋さんを混乱させたり、
コロンビアのダニエルやシッパーに、当社を貶めるような悪質なメッセージを送ったり。全てこっちに筒抜けなのに。

またある時は、ブラジルのシッパーから取引依頼がありましたが、ウチはコロンビアのみだから取引はお断りしました。しかし執拗に営業され仕方なくストックリストを送ってもらったところ、アイウァナのメンデジーを持っていることが分かりました。しかも何処からもまだ取引依頼が無いとのこと。
他の日本の問屋さんと敵対したく無いので、サイズや性別関係なく全部買いました。
数日が経った頃そのシッパーから連絡があり、「昔のパイセンに怒られたのでアナタにはもう輸出できなくなった」と。

おまえら小売店とは関係ないだろ!と大声で叫びたかったが、これも多くの小売店様への流通ができていないのが原因なんだろうとガマンガマン。
流通の拡大に向けて
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全国の小売店様への流通を拡大するにはどうしたらベストなのか。

小売店への販売ルートを持っていないので、今からルートを開拓したらかなり時間が掛かる。
ならば、取引依頼を申し出ていただいた小売店様を優先して販売していくことも考えたが、実際に会って話したこともない小売店様と取引きを始めて上手くいくのか。本当にアピストが好きな小売店様なのか・・・、などとネガティブな考えが出てきてしまいなかなか決められない状況に陥ってしまいました。

自ら販売ルートを開拓できないのなら、既存の問屋さんのルートを使わせてもらえれば良いではないか、との結論に達し、都内の問屋さんの協力を得て当社が輸入したアピストを仕入れていただき流通していただくことで、販売網が少しずつ拡大していきました。

が、この時はコロナの真っ只中。
コロンビア国内でもロックダウンが実施されたりして、計画した採集がスケジュール通りに進まない状況が続き、コロンビアアピストの輸入は激減していました。

Apistogramma viejita habitat photos
そんな入荷数が少ない状況でも全国のマニア様に素晴らしいコロンビアアピストの魅力を広めたい気持ちで、問屋による初の抽選販売を実施しました。

販売店が少しずつ増えてきた状況でも、首都圏以外のマニア様がトップ個体を一般的な販売方法で入手するには条件が限られます。
ならば、問屋に入荷した時点でトップ個体を選定して購入者を決定してしまえば、当選した方は喜んでいただけるし、小売店様も余計な宣伝が不要になるので、手前味噌ですが良い企画だったと思っています。

実際、当選された方々から感謝のメールを沢山いただきました。

もう少し抽選販売を実施したかったのですが、コロナが収まってきても南米では異常気象が続き、採集旅行に出発できない時期が続いたため昨年の輸入もわずか数回でした。

まだまだ入荷して欲しいアピストが沢山居たのですがとても残念です。

また冒頭のヴィエジタの話をはじめ、昔から国内で当たり前のように伝えられてきた情報と、現地からの情報にはかなり大きな違いがあることが多いです。

当社で輸入すると決めた際に幾つかの目的があったと書きましたがそれ以外に、間違いを指摘し正しい情報を伝える、という目的もありました。

特に採集場所に関しては、GPSデータを得ている種もあるのですが、乱獲に繋がってしまうセンシティブな情報なので具体的な河川名やエリアを公開することはできませんでした。
その結果、それって何処情報?と思ってしまうような実際とまるで違う情報が当たり前のように独り歩きしているのを何度も見てきました。

その他、種の同定に関してもプロアマ関係なく間違って認識している人が多く、これらについて少しずつ正していきたいと考えていましたが、これらに関しては道半ばで終了となりそうです。
アピストグラマの今後の輸入について
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後任には信頼できる問屋さんにお任せしました。

1月に最初の便を輸入する予定でしたが、飛行機の突然のキャンセルやその後のスケジュール調整に難航したためこの時の輸入は諦めました。
どうもその分が並行輸入で日本国内に流れてしまったようですが、今まで当社が担ってきた正規輸入については引き続き後任の問屋さんが担当しますのでご安心ください。

生体輸入の再開については現在のところ目処が立っていませんが、条件が整えばいつかまた再開したいと考えております。
なお、生体以外の餌や用品の販売については継続してまいりますので、引き続きコクーンオンラインをどうぞよろしくお願いいたします。


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いつもコクーンオンラインをご利用いただき誠にありがとうございます。
新たに販売開始したブラインシュリンプエッグについてご案内いたします。
ブラインシュリンプエッグ ソルトレイク産アンリミテッド
ブラインシュリンプエッグ ソルトレイク産アンリミテッド

ブラインシュリンプを孵化させる上で最も気になるのがブラインシュリンプエッグの孵化率の良し悪しです。
飼育水の水質悪化の一番の原因は餌の食べ残しによるもので、未孵化のブラインシュリンプエッグも水質悪化の一因となります。
孵化したブラインシュリンプと未孵化の卵を完璧に分離するのは不可能なので、ブラインシュリンプエッグの孵化率には常に気を配る必要があると言えます。

当社においても今まで高孵化率を誇る「ソルトレイク産プレミアム」シリーズを販売してきましたが、以前お知らせしたとおり「プレミアムレッド」の入荷が止まり、「プレミアムオレンジ」の安定的な入荷が難しい状況になってきました。

今まで数え切れないほどのブラインシュリンプエッグを取り寄せて試してきた中で、最も孵化率が良かったブラインシュリンプエッグがありました。しかしその当時残念ながらそのメーカーとは販売契約までには至りませんでした。

しかし先日再度取引について打診した結果、少量ながら日本での販売契約を取り交わすことができました。
早速入荷したブラインシュリンプエッグの孵化テストを実施したところ、以前サンプルで試した時と同じ孵化率を再現してくれたので一安心。


今までのソルトレイク産の孵化率の限界を超えた商品(当社比)として「ソルトレイク産アンリミテッド」と名付けました。

まずは、20gパックと50gパックにて販売開始となります。 最高品質を誇るこのソルトレイク産ブラインシュリンプエッグを是非お試しください。
既存のブラインシュリンプエッグの価格改定について
既存のブラインシュリンプエッグもその高い孵化率が認められ一般のアクアリストの皆様をはじめ、水族館、水産試験場、大学などの研究機関からもご注文いただいております。
しかし海外からの輸送費の高騰が続いており、またここ最近の天候不順によりソルトレイク産ブラインシュリンプエッグの不漁が囁かれており流通量が下降気味になっているようです。

しばらくは販売価格を変更せずに様子をみておりましたが、来月4月1日より4%~17%程度の値上げをせざるを得なくなりました。
また、販売するパックの容量についても4月1日より変更する予定です。詳細については4月1日以降に商品ページにてご確認ください。
ブラインシュリンプの孵化率低下について
今頃の時期になりますと、ブラインシュリンプの孵化率が下がったという問い合わせが多くなります。

秋の季節にもこのような問い合わせが多くなるのですが、その原因を追求していくと大概は水温が24時間を通して一定していないことが理由であることが判明します。
ソルトレイク産やベトナム産に関係なく、ここ数年のブラインシュリンプエッグは水温の変化に敏感になっていると感じます。

夏はヒーターが無くても適切な水温を安定してキープできますし、冬はヒーターが稼働している状況が長く続くので24時間を通して水温が安定しています。
しかし、春と秋は昼夜の気温差が大きかったり微妙な気温が続くので、ヒーターを設置していてもオンオフを何度も繰り返す状況が続くと考えられます。例えばヒーターを28度に設定した場合、28度に到達したらオフ状態になり、またある程度の水温まで下がったらオン状態になると思われます。
ヒーターの性能にもよるかと思いますが、おそらく設定温度よりも3度低くなったら稼働するというような機能のヒーターだった場合、夜間のほとんどの時間帯で水温が28度に到達していない状況が考えられます。そのため春や秋は孵化率が低くなるのでは?と感じています。

この対処策として、以前からおすすめしている湯煎方式の保温を推奨しています。要するに、水を張った大きな(プラケ等の)容器にヒーターと、ブラインが入った塩水の容器を入れて塩水の水温を乱高下を抑えて安定させる方法です。

当社の場合、この時期はヒーターの温度を29度~30度に設定してブラインが入っている塩水の水温が24時間を通して約28度で安定するようにしています。
↑これはヒーターの性能によると思いますし、今までの経験を基に当社が実施している方法ですので正しいとは言えませんが、もし最近孵化率が低くなったな、と感じた場合はお時間がある時にブラインが直接触れている塩水の温度を昼と夜の2回程度計測してみることをおすすめいたします。


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底が透明ではない隔離ボックス
底が透明ではない隔離ボックス
いつもコクーンオンラインをご利用いただき誠にありがとうございます。
新たに販売開始しましたオリジナルアイテム「底が透明ではない隔離ボックス」についてお知らせいたします。

底が透明ではない隔離ボックス
アピストグラマやコリドラスなど普段低層を生活圏としている魚種は、底が透明の隔離ボックスに入れられた場合に怯えてしまう傾向があります。
このような魚たちの不安を払拭するために、透明ではなくブラウンの板を底に使用し制作したのが本製品です。
通水用のパンチングボードは左右のみに使用し、前面と背面は観察し易いように透明板を使用しています。また飛び出し防止用にフタも付属しています。
強力な吸盤が付属していますが、万が一ずり落ちた際の防衛策として、小さなS字フックとテグスなどを使用して水槽の縁に固定していただくとより安心です。

底が透明ではない隔離ボックス
本製品の材質は、ガラスよりも透明度が高いアクリル製とPVC(ポリ塩化ビニル)製の2種類で、用途に合わせて大小2つのサイズをご用意しました。
透明度ではアクリル製に敵いませんが、水中では塩ビ製でもしっかり魚を観察することができます(上の写真では強光により透明度がかなり低く感じますが実際はそれほど気になりません)。

サイズは、
Lサイズ:幅 200mm、奥行 100mm、高さ 120mm
Sサイズ:幅 100mm、奥行 100mm、高さ 120mm
です。

ブラインシュリンプエッグ プレミアムレッドについて
数ヶ月前、販売を続けておりましたブラインシュリンプ プレミアムレッドのメーカーと突然連絡が取れなくなってしまいました。
何度か定期的に連絡をしておりましたが音沙汰ないため、誠に残念ながら本製品の販売を中止させていただくこととしました。
ただそのやり取りの中で、数年前に取引を打診したものの断られたメーカーに再度取引依頼したところ前向きな回答をいただけたことから現在取引開始に向けて交渉中です。
このブランドのブラインシュリンプエッグを試した時の孵化率はかなりヤバかった。契約が纏まればプレミアムシリーズに追加する予定です。

ブラインシュリンプエッグの販売価格について
輸送費の高騰、昨今の円安の影響でブラインシュリンプエッグの原価がかなり高騰しています。
そのため販売価格の値上げを考慮しておりましたが、もう少し様子を見ながら判断していくこととしました。 
ただし、原産国からの輸送時間が安定していないことから販売するサイズを制限させていただいております。
一般のソルトレイク産以外は、120gと170gのサイズを販売中止とさせていただいておりますことをご了承ください。

PayPay払いについて
お支払い方法に「PayPay」が追加されております。
ご注文時に「PayPay払い」を選択していただき、注文完了時に表示されるリンクからPayPay決済画面に飛んでいただき決済を完了させていただきますようお願いいたします。

メール便の送料値下げについて
ブラインシュリンプエッグなどの商品は、ネコポス(ヤマト運輸)、またはクリックポスト(日本郵便)にて発送しておりますが、この度それぞれ送料を下記のとおり値下げしました。
・ネコポス(ヤマト運輸)・・・全国一律 285円(税込)
・クリックポスト(日本郵便)・・・全国一律 185円(税込)
※クリックポストの場合、首都圏エリアでしたら翌日配達となります。
それ以外のエリアにつきましては3日以上掛かることが多いので、首都圏エリア以外の地域へのお届けの場合はできる限りネコポス(ヤマト運輸)をご指定くださいますようお願いいたします。

以上、ご報告とお知らせでした。
今後ともコクーンオンラインをよろしくお願いいたします。


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久しぶりになりましたが、今週リリースしましたお魚をご紹介します。

最近はことごとく輸送トラブルに見舞われておりました。今回もコロンビアの飛行機が遅れ経由地での搭載に間に合わず24時間待機。明けて翌日、搭載直前になって荷物が行方不明になりまたもや搭載できず。結局日本に到着したのは予定よりも2日遅れとなりました。
最悪の事態を予想していましたが、気温が落ち着いていたこともあり想定していたよりも良い状態で届いて一安心。
しかし、ヘロヘロ状態の魚が多かったので、気持ちを切り替えて、ここから折角頑張って来日してくれた魚たちの立ち上げに全力を振り絞りました。
そして何とか今週のリリースへとこぎ着けました。
ということで、前回まで実施していました抽選販売は今回中止とさせていただきました。楽しみにお待ちいただいていた方は申し訳ありません。次回までお待ちいただければ幸いです。
それではリリースしましたお魚をご紹介いたします。すみません、写真無しです。。。

- Apistogramma sp. D12 from Rio Inirida
インボイスではsp.D47だったのですが、開けてみるとパックマン???
間違えて送ったのか現地に確認するも実態は分からず。しかしイニリダ水系から来たのは確か、との回答。通常D12はグアビアーレ川のいくつかの支流で発見されています。
しかし現地の言うとおりイニリダ水系の出身となるとちょっと面白い種になりそう。
成魚がいなかったので最終形態は分かりませんが、コーダルスポットにはパックマンがしっかり鎮座しているも、グアビアーレのD12のようなイエローボディではなくブルーのラメが際立っています。D12ではないのか、今後検証が必要な種です。個人的にはこの種が今回一番気になりました。
- Apistogramma cf. flabellicauda
青みが強く、成長すると尾鰭の格子柄が完全に無くなるタイプのフラベリカウダです。
こちらは久しぶりの入荷となりました。このタイプを待っていた方は多いのではないでしょうか。
- Apistogramma sp. D18
上手に飼育すると派手派手になってしまうアラクリナです。今回は飼育が楽しめるサイズが多かったです。オスの性格は多少キツいですが、是非ド派手に育て上げてみてください!
- Apistogramma sp. Tame
アラウカのタメから。インボイスではA. hoignei。しかし初見では地味で変わったマックを送ってきたなぁ~といった感想でした。
しかし立ち上がって初めて給餌した時、荒れ狂ったようにブラインを追う姿と顔はホイグネイでした。「えっ!何君たち!」
というわけで、マックでもホイグネイでも無い時に都合よく使える種がsp.タメなのです。こちらも今後の検証は必要ですが、現段階ではsp.タメとします。
- Apistogramma sp. Blutkehl
この種は初めて見たかもしれません。
このような細身系のアピストは、どの種も入荷当初はお腹にイニリダエのような黒いバンドが現れています。その度に「ブルトが来た!」と喜ぶのですが、数日するとこのバンドは無くなってしまうのがいつも。
しかし今回のはいつまで経ってもバンドが消えない。現在のところ頬に隈取りはありませんが、ブルトケールと同定するのが妥当と判断しました。どうか隈取りを出現させてください。
- Apistogramma psammophila
前回入荷するもメスがほとんど居なかったためリベンジ。
今回はそこそこペアが取れそうなので安心しました。良さそうな個体も多いです。
- Apistogramma macmasteri from Rio Arauca
メタ川出身の普通のマックを頼んだはずなのに、アラウカのタメ出身のマックがやって来ちゃいました。(ちなみに、タメ産のマックをD21と思ってる人がいますが、違いますヨ)
尾鰭に格子柄が入っていてちょっと面白そうなマックです。
- Apistogramma cf. norberti
2回目の入荷となったcf.ノーベルティ。
コロンビア・ブラジル・ペルー国境近くのレティシア周辺で採集される尾鰭がライヤーテールになるノーベルティです。小さめサイズが多かったので育て甲斐がありそうです。
- Apistogramma sp. D50
この種は当たり外れがある種なのですが、今回のは顔が派手になりそうな個体が多い印象でした。この種も上手に飼育するとそれに応えてくれる種ですので是非チャレンジを!

今回は以上の種をリリースしました。気になった種がいましたらお早めに販売店へアクセスしてください!

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アピストグラマの抽選販売
先日ご案内した「アピストグラマの抽選販売」の抽選を本日実施し、ご応募いただいた方々に抽選結果をご案内させていただきました。
今回も多くの方にご参加いただきありがとうございました!
また次回の開催までお待ち下さい。
本日リリースしましたお魚をご紹介いたします。
- Apistogramma sp. D24
今回のロットは派手なオスが多かったのですがやはりメスが少なかったため、メスの数に合わせて抽選販売を行ったという結果となりました。
従いましてまだまだ綺麗なオスは在庫しております。オス単体でも楽しめる種ですのでご入用の際は販売店様にお問い合わせください。
Ivanacara adoketa / Rio Cuiari
滅多に入荷しないクイアリ産のアドケタ。印象としては、ブラジル産よりも赤みの範囲が広く、体型が丸っこいので可愛らしいアドケタという感じを受けました。
まだ綺麗なペアが取れますのでご検討ください。
- Apistogramma sp. D14 (cf. bitaeniata)
ラテラルバンドと尾筒のコーダルスポットが繋がっていないのが特徴のコロンビア産ビタエニアータです。
この種も頻繁に入荷する種ではありません。ビビリな性格ですが背びれが伸長し迫力ある個体に成長しますのでお楽しみください。
- Apistogramma sp. D52
数年ぶりの入荷となったD52。この種を待ちわびていたマニアの方は多いのではないでしょうか。輸送に弱い種で、現地での管理に失敗した上に経由空港で24時間も待機させられたため残念ながら入荷した数は極僅かでした。
繁殖がハンパ無く難しいと言われている本種。海外では繁殖報告が1件ありましたが、日本国内ではまだその知らせは聞いておりません。今回、日本初の繁殖報告はあるのか、無いのか・・・。
- Apistogramma psammophila
この種の入荷も楽しみにしていたのですが、今回はメスの数が少なかった。
リリース数は僅かになると思いますが、入手された方はこの小型種を大切にそして独特な習性を楽しみながら飼育してください。
- Apistogramma cf. piaroa (A165)
ネグロ川上流のピアロアです。尾筒のコーダルスポットがやたらと大きいのがこのA165の特徴です。手頃な大きさの個体たちですので成長をじっくり楽しんでいただけるはずです。
- Apistogramma sp. Uaupesi
"sp."の後は自由だ!と言っても、ウアウペチー(Uaupeci)じゃなくて、ウアウペシー(Uaupesi)ですからね。笑
上のA165に混じってきた種です。sp. D42の可能性もありますが、現時点では判断できなかったためコロンビアンウアウペシーとしておきます。ただしペアはそれほど多くは取れそうにありません。
- Apistogramma sp. Cuiari
昨年に続きクイアリがやってきました。ここ最近は頻繁にクイアリ川まで遠征しましたが、我々のチームでは来年は休もう、と話しています。なのでもしかしたらsp.クイアリはまたしばらく来なくなってしまう可能性がありますので、ご入用の方は今回ゲットしておいた方が良いかもです。
その他、カラシンやコリドラスが入荷しましたが機会があればまたご紹介したいと思います。
今回の入荷は以上となります。是非お楽しみください!


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