厳選した美しいアピストグラマ等の熱帯魚を提供。熱帯魚輸入卸販売のコクーン

販売店様にリリースしたアピストのご紹介です。
本日は4種を新たにリリースいたしました。

Apistogramma cf. diplotaenia (Rio Atabapo)
レア種、Apistogramma cf. ディプロタエニア (Rio Atabapo / Alto Orinoco)
ラテラルバンドから斜め下に入る線がこのエリアに生息するディプロタエニアの特徴です。
サイズ的にかなり小さいですが状態はバッチリになりました。
数が少ないのでこの種を待ち望んでいた方はお早めにどうぞ。

Apistogramma sp. blutkehl
Apistogramma sp. ブルトケール(インボイス名)
ほとんど瀕死の状態で入荷しましたが何とか立ち上がりました。
現在日本におけて呼ばれているこの系統の各種アピストの名前が合っているのかどうか少し疑問に思うところがありますが、顎下の模様や薄っすらと見られた下腹の攻撃斑(写真では見えませんが)は、sp. ブルトケールと呼ばれているアピストだと思います。
ただしまだ小さいので断定は出来ません。笑
ウアウペシーの可能性もあります。

Apistogramma sp. segelflossen
Apistogramma sp. セーゲルフロッセン
少数での入荷でしたが良いサイズで綺麗な個体が届きました。
背鰭はかなり高いです!

Apistogramma sp. D18 (A. cf. alacrina)
Apistogramma sp. D18 (cf. アラクリナ)
個人的にはアラクリナの最高峰だと思っています。
ボディや各鰭に入った赤いドットがこの種の特徴です。
まだ本調子ではないものの、既に将来どんな個体に変貌していくのか安易に予想出来るかと思います。

Apistogramma sp. D18 (A. cf. alacrina)
小さな個体でもこの通りバッチリ仕上がっています。
ただし、この種のもう一つの特徴が雌が少ない点です。
この種は2年ほど前から密かに入荷していましたが、いずれも雌がほとんど入荷しませんでした。
今回も見たところ雌がかなり少ない印象ですので、この種を待っていた方は早めのアクセスがよろしいかと思います。

Apistogramma sp. D18 (A. cf. alacrina)
これは今回輸入した中で一番大きな個体です。
こんなにデカいアピストを見たのは初めてです。優に10cmを超えています!
この種には別に Pseudo Kullanderi という名前が付けられています。
直訳すると疑似クランデリ、または偽物のクランデリとなり、あのシングー上流クルア川に生息するクランデリの名を冠しています。
この個体を見て納得しました。笑
この雄のサイズに合う雌は1匹しかおりませんので、チャレンジされる方はお早目に!


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本日、販売店様にリリースしたアピストを紹介いたします。
今回の輸入は、経由地のアメリカで待ちぼうけを喰らったうえに最近の日本の寒さが影響してか魚の状態はあまり良くありませんでした。
そんな中、いち早く立ち上がった2種をまずはリリースしております。

A. lineata
Apistogramma リネアタ (Rio Atabapo)
手ごろなサイズにも関わらず頬にはリネアタ特有の隈取りがギッシリ入っている個体が多く、背鰭が高い個体が多い印象を受けました。

A. lineata
その中に何故かリネアタの体形とは違うアピストが紛れ込んでいました。
個人的にはこちらの方が興味深い。
これはメガプテラなのかピアロアなのか。アタバポ産だとするとピアロアの可能性がありますね。
3匹紛れていたので種がハッキリしてもし♂と♀になったらリリースします!


A. sp. schwarzkehl
もう一種がインボイス名、Apistogramma sp. schwarzkehl(産地不明)で入荷した個体です。

A. sp. schwarzkehl
一見派手になるヴィエジタIII(= sp. schwarzkehl)に見えますが尾鰭に格子柄があります。
しかし最近入荷していたヴィエジタ3.5と言われているアピストとは少し違うようです。

A. sp. schwarzkehl
シュワルツケールとは、schwarz = 黒い、kehl = 喉という意味です。
雌が婚姻色に変わると顎下に黒いマーキングが出現することからそう呼ばれるようになりました。
しかしこの種は多分顎下は黒くならない種のように思われます。
"D"シリーズのアピストの中にもこのシュワルツケールに似た種がD25、D29、D30と居ますが、いずれも雌の顎下に黒いマーキングを示しません。
このことから個人的な意見として、シュワルツケールに似たアピストはコロンビアの広範囲の地域に生息していてそれぞれ地域差があり、唯一プエルトガイタンの近くを流れるマナカシアス川に生息するシュワルツケールの雌のみが繁殖期になると顎下に黒いマーキングを出現させる、と考えるのが合理的かなと思います。
そうなるとシュワルツケールという種名はマナカシアス川産にしか当てはまらなくなってしまいますが。笑
果たして今回の雌の顎下は黒くなるのかどうか検証をよろしくお願いいたします。


Iguanodectes geisleri
アピストグラマの他に今回はカラシンも極少数ですが入荷しております。
良い状態で入荷するのが稀な、イグアノディクティス・ゲイスレリ(Iguanodectes geisleri)です。
泳ぎが活発で少しだけ乱暴な性格ですがとても綺麗なカラシンです。

Hemigrammus coeruleus
ヘミグラムス・コエルレウス(Hemigrammus coeruleus)、和名はピンキーテトラで良いと思います。
環境に慣れ成熟すると体は真っ赤に染まり、興奮すると各鰭が黒くなるカラシンです。


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コロンビア便が無事に入荷しています。

コロンビア便

コロンビア便

コロンビア便

コロンビア便

コロンビア便
この他にもレア種が数種やって来ています!
状態が整った種から順次リリースしていく予定ですので楽しみにしていてください♪


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Apistogramma sp. D28
コロンビアの、とある場所にある小さな湖です。
写真で見る限りは湖と言うよりも沼とか水溜りと言った方が正しいかもしれません。
この写真は乾季に撮影された写真ですが、このような場所にもアピストグラマは生息しています。
この湖が三日月湖のように孤立した湖なのかそうでないかは写真から判断できませんが、雨季になれば後方に見える生茂った植物の根元まで水が達して立派な湖になることでしょう。

アピストグラマを捕獲する時は、特製の網を使い水の中から岸辺に向かって川底をえぐるように沈んでいる落ち葉や堆積物もろとも掬い上げて捕獲します。
ですから、水が後方の植物辺りまで達してしまうほど水位が高いと漁が難航するのは容易に想像できるかと思います。

Apistogramma sp. D28
南米のほとんどの川でそうだったようですが、今年は水の引きが例年になく遅かったようです。
数日間の漁を計画したとしても、水位が高いため思い通りの数が捕獲できないと判れば経費が捻出できないので計画を中止せざるを得ません。
今シーズン、アピストグラマの入荷が遅れた大きな要因の一つがこの高水位なのでした。

漁の計画を何度も延期し、前回のsp. D25と同様プエルトガイタン周辺の川で捕獲され輸入したアピストグラマが今回のsp. D28です。

Apistogramma sp. D28
日本に輸入された直後の写真です。
もちろん1匹ずつ梱包されてきたので状態は抜群でした。

Apistogramma sp. D28
管理水槽に移してから24時間後の写真です。
sp. D28特有の頬の斑点もしっかり出てきました。
現地からのインボイスは、"A. sp. D28 / aff. sp.  Rotflecken"として入荷しました。
"sp. Rotflecken"は、テトラ本に掲載されているヴィエジタのFormIIと同種と言われています。
因みにRotfleckenとは、Rot = 赤い、Flecken = 斑点(スポット)を意味します。
その意味ではこのsp. D28はヴィエジタのFormIIに非常によく似ていますが、体形など全体のイメージは少しだけ異なるような気もします。

Apistogramma sp. D28
この種もsp. D25と同様、生息しているポイントが限定されているので次回の入荷は未定となっています。
実物とテトラ本のヴィエジタIIを見比べていただき、是非とも飼育者ご自身の目で判断していただきたいアピストグラマです。

Apistogramma sp. D28
輸入当初、痩せていたり多少調子が下降気味の個体たちがようやく立ち上がり、先日特約販売店様にそれらを卸しました。
これで今回のsp. D28の在庫はほぼ無くなり、現在は特約販売店様の在庫のみとなりました。


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Apistogramma sp. D25
コロンビアのほぼ中央に位置するプエルトガイタンの近くを流れる、とある小川です。
乾季を迎えた川で、水深は浅く、川底の水草や堆積物が見えるくらい透明度は高いです。
アピストグラマが生息している川は低pHでブラックウォーターと思っている方が居るかもしれませんが決してそうではありません。
このように静かに流れる小川の岸辺や物陰にひっそりと生息しているアピストグラマも居ます。
この写真をご覧になってお分かりいただけるとおり、岸は2mほどの切り立った岸壁になっています。
雨季には川の増水に伴い水はこの岸壁を軽々と乗り越えてこの辺り周辺は小さな湖のようになっているものと思います。
このような川沿いの土地では、雨季の川が運んでくる堆積物により肥沃な土壌が形成されます。そしてそこに生きる水草は、雨季には水中葉を、乾季には水上葉を展開します。
このように雨季に冠水してしまう土地を、バルゼアといいます。
人間が住む町の近くでは、このようなバルゼアの特徴を生かして川沿いの土地をよく農業用に利用しています。

そのような川からやって来たアピストグラマが、今回紹介するsp. D25です。
このアピストグラマの生息地の詳細は一切公表されていませんので、上の写真がsp. D25の生息地の写真とは限りませんのでご了承ください。

Apistogramma sp. D25
飛行機でコロンビアを飛び立ちアメリカを経由して約24時間かけて遠い日本にやって来た直後の写真です。
現地での梱包作業時間や空港での待ち時間を考慮すると恐らく30時間以上は小さな袋の中に閉じ込められていたと思われます。
輸送に関しては十分に配慮するように強く要請していますので、どんなに小さなアピストグラマであっても全て1匹梱包でやって来ます。
その甲斐あり、一時的に入れた簡易水槽に関わらず体調は全く問題ありませんでした。

Apistogramma sp. D25
管理水槽に移してから24時間後の写真です。
そこかしこでフィンスプ合戦が見れるほど元気いっぱい。

Apistogramma sp. D25
中には目の後ろから背中にかけて赤い模様が出ている個体が居たり。

Apistogramma sp. D25
この個体のように、頬に多くの赤い斑点を持った個体も居ました。
現地からのインボイスでは、"sp. schwarzkehl(ヴィエジタIII)に関連した新たな種"とされていました。
しかし、もしテトラ本が近くにあったら手にとってヴィエジタのformIIの写真と上の写真を見比べてみてください。
テトラ本は古いのでも最新のでもどちらでも結構です。同じ写真を左右反転させているだけですので(笑)
さあどうでしょうか。。。

このアピストグラマをヴィエジタIIIの別バージョンと軽く扱ってしまうには少し無理があるように感じます。
そしてこのsp. D25の大きな特徴の一つとしてスタイルの良さが挙げられます。
スリムで流れるようなこの種のスタイルは、ヴィエジタと呼ばれるいくつかの種の中でもトップクラスと言えるでしょう。

Apistogramma sp. D25
このアピストグラマは限定されたポイントに行かないと捕獲出来ない種です。
そしてそのポイントを知っている漁師は極々僅か。
多分しばらくはこのポイントには行かないはずなので次の入荷はいつになるか分かりません。

Apistogramma sp. D25
輸入当初は小さくて卸せなかった個体も少しずつ成長して、頬の赤い斑点が出てきそうな個体もちらほら居ます。
成長とともに赤い斑点の出現を楽しむのも良し、子取りしてFで赤い斑点の出現を期待するのも良し。
楽しみ方は飼育者様がお決めください!


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初めまして!
熱帯魚の輸入と卸販売をしていますコクーンと申します。

当社は輸入した熱帯魚をアクアショップ様に販売している問屋ですので、一般のアクアリスト様とは直接の接点はございませんが、この度アクア業界の活性化と健全な発展に貢献することを目的としてブログを立ち上げることにしました。

と言いましても、大手問屋さんとは全く比べ物にならない程の小さな小さな問屋ですのでどの程度貢献出来るのかは全く予想出来ません(涙)

当社で扱っている魚種は現在のところ、コロンビア産のアピストグラマがメインです。
その中でも大手問屋さんとは被らない、所謂レアな種が中心となっています。
最近よく聞かれるようになったと思いますが、D12とかD25とかD39など頭文字に"D"が付くコードナンバーが振られたアピストグラマです。

habitat photo
輸入の頻度は月に一度あれば多い方。
というくらい少ないですが、信頼できる現地の漁師と直接やり取りをしておりますので情報が途中で歪曲する事はありません。

今後は入荷情報はもちろん、輸入した魚を現地の生息地の写真を交えながらご紹介出来れば良いなと考えております。
更新は不定期となると思いますが今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m


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