本日、販売特約店様にリリースしたお魚をご紹介します。
今回はアピストグラマなど6種を新たにリリースいたしました。
入荷情報をお伝えする前に、今回から試行的に始めたことについてお知らせいたします。
それはアピストグラマの"オスだけ特価"の設定です。
一般的にアピストの雌雄どちらかを購入する際はペア販売価格の半額で購入されていると思いますが、"オスだけ特価"の場合は更にお安く購入できます。
南米からワイルド個体を輸入する際に現地のシッパーはオスとメスの比率などはほぼ考慮せずに注文した数量を送ってきます。結果こちらが特別に要求しない限りは綺麗な個体を優先して送ってきます。要するに大きくて体色がしっかりしたオス個体が多く送られてくるのです。
日本でのアピストの販売形態は原則がペア売りとなっているため、メスの体格に合わせてオスを選別するので大概大きな綺麗なオスが問屋に残ってしまうことが多いのです。
このような問題を解消するために設定したのが今回の"オスだけ特価"です。
(メスの数が少ないと赤字になってしまうのでその解消の目的も多少あります。)
オスだけでも飼育してみたいという方は是非販売代理店様にお問合せください。
在庫がある限り対応させていただきます。
※ただし今回の"オスだけ特価"はコクーンが輸入したアピストのみが対象となりますのでご注意ください。
・Apistogramma cf. viejita - プエルトガイタン
2年前に入荷したプエルトガイタン産のリアルヴィエジタを期待していたのですが今回は背鰭の先端が上に伸びるタイプが来てしまいました。
漁師の話では、2年前にヴィエジタを採集した時と全く同じポイントにて採集したとの事です。実は増水により生息ポイントが微妙に移動することはよくある事なのです。
しかし魚自体はカラフルでとても綺麗です。メスの数が非常に少なかったのでペアでの販売は極僅かとなりました。
・Apistogramma sp. D25
A. cf. sp. "Schwarzkehl"と呼ばれることもありますが、ヴィエジタの仲間の中で個人的にはスタイル抜群だと思うD25が今年も入荷しました。
興奮した際にお腹が黒くなるのはマクマステリグループ共通ですが、この種はその部分が少し紫がかった色になるのが特徴です。
・Apistogramma sp. D28
久しぶりの入荷となったD28。しかも前回と採集ポイントが違うのか、全体的に黄色が強く発色しているのが印象的です。
独特な隈取りの入り方はこの種の大きな特徴と言えるでしょう。予想とは裏腹にメスの数が割と多かったので是非とも繁殖にトライしてみることをオススメします。
・Apistogramma lineata
最近は定期的に輸入されるようになったリネアタです。
航空便が減便していた影響で現地での水槽暮らしが長かったのが原因なのか、頬の赤味が薄れてしまった個体が多い印象でした。しかし環境さえ整えてあげれば興奮した時のリネアタ特有のあのド派手な隈取りが見られることでしょう。
・Dicrossus filamentosus - チェッカーボードシクリッド
コロンビア産のチェッカーボードです。
サイズは3~4cm弱といったところでこれから体色が揚がってくるサイズでの入荷となりました。同じドワーフシクリッドですがアピストとは微妙に違う行動を見るのも楽しいと思います。
水草水槽での多数飼育も可能ですので底床辺りに魚が居なくて寂しい、なんて方にはうってつけの種だと思います。
・Hoplocharax goethei (赤目金線)
かなり綺麗な赤目金線だったので輸入してみました。
目の上の赤色が濃くてとても目立ちます。群泳にも見事に応えてくれる優秀なカラシンです。が、性格的にはかなり臆病ですので飛び出しには十分ご注意ください。
本日のリリースは以上です。よろしくお願いいたします。