厳選した美しいアピストグラマ等の熱帯魚を提供。熱帯魚輸入卸販売のコクーン

11月24日 リリース

本日、販売店様にリリースしたアピストを紹介いたします。
今回の輸入は、経由地のアメリカで待ちぼうけを喰らったうえに最近の日本の寒さが影響してか魚の状態はあまり良くありませんでした。
そんな中、いち早く立ち上がった2種をまずはリリースしております。

A. lineata
Apistogramma リネアタ (Rio Atabapo)
手ごろなサイズにも関わらず頬にはリネアタ特有の隈取りがギッシリ入っている個体が多く、背鰭が高い個体が多い印象を受けました。

A. lineata
その中に何故かリネアタの体形とは違うアピストが紛れ込んでいました。
個人的にはこちらの方が興味深い。
これはメガプテラなのかピアロアなのか。アタバポ産だとするとピアロアの可能性がありますね。
3匹紛れていたので種がハッキリしてもし♂と♀になったらリリースします!


A. sp. schwarzkehl
もう一種がインボイス名、Apistogramma sp. schwarzkehl(産地不明)で入荷した個体です。

A. sp. schwarzkehl
一見派手になるヴィエジタIII(= sp. schwarzkehl)に見えますが尾鰭に格子柄があります。
しかし最近入荷していたヴィエジタ3.5と言われているアピストとは少し違うようです。

A. sp. schwarzkehl
シュワルツケールとは、schwarz = 黒い、kehl = 喉という意味です。
雌が婚姻色に変わると顎下に黒いマーキングが出現することからそう呼ばれるようになりました。
しかしこの種は多分顎下は黒くならない種のように思われます。
"D"シリーズのアピストの中にもこのシュワルツケールに似た種がD25、D29、D30と居ますが、いずれも雌の顎下に黒いマーキングを示しません。
このことから個人的な意見として、シュワルツケールに似たアピストはコロンビアの広範囲の地域に生息していてそれぞれ地域差があり、唯一プエルトガイタンの近くを流れるマナカシアス川に生息するシュワルツケールの雌のみが繁殖期になると顎下に黒いマーキングを出現させる、と考えるのが合理的かなと思います。
そうなるとシュワルツケールという種名はマナカシアス川産にしか当てはまらなくなってしまいますが。笑
果たして今回の雌の顎下は黒くなるのかどうか検証をよろしくお願いいたします。


Iguanodectes geisleri
アピストグラマの他に今回はカラシンも極少数ですが入荷しております。
良い状態で入荷するのが稀な、イグアノディクティス・ゲイスレリ(Iguanodectes geisleri)です。
泳ぎが活発で少しだけ乱暴な性格ですがとても綺麗なカラシンです。

Hemigrammus coeruleus
ヘミグラムス・コエルレウス(Hemigrammus coeruleus)、和名はピンキーテトラで良いと思います。
環境に慣れ成熟すると体は真っ赤に染まり、興奮すると各鰭が黒くなるカラシンです。


にほんブログ村 観賞魚ブログ アピストへ
<< Next次の投稿 Previous >>前の投稿 ホーム