厳選した美しいアピストグラマ等の熱帯魚を提供。熱帯魚輸入卸販売のコクーン

今週のリリース

今週リリースしましたお魚をご紹介します。今回はアピストグラマ4種を新たにリリースしました。

Apistogramma sp. D10
・Apistogramma sp. D10 - Río Caqueta水系
2016年に初めて発見された新種。それから5年の月日が流れ今回が2回目の採集となり、そして遂に日本初入荷となりました。
なぜその間採集されなかったのかというと、生息地に行くまでの道のりを考えるだけでも行くのを躊躇してしまうほどの秘境に生息しており、採集を成功させるには十分な時間と体力、そして天候に恵まれる幸運が必要だからなのです。だからレア中のレア種と言えるでしょう。
多分次はもう無いか、あったとしても最低でも3〜4年は来ないと思われます。
sp.D50に似てますが、ラテラルバンドの太さ、頭でっかちでずんぐりの可愛らしい体型、メスのカッコよさ等々実物を見ると明らかに別種だと分かるはずです。各ヒレに余計な色が入らない分D50よりも上品な印象を受けます。またメスはD50同様にマウスブルーダーとして知られています。
入荷数は極々僅かでしたので、この手の種が好きな方は後悔しないように今回のチャンスは逃さないでください。

Apistogramma cf. personata (Orange)
・Apistogramma cf. personata (オレンジペルソナータ) - Río Caqueta水系
sp. D10と同エリアに生息しているcf.ペルソナータ。写真でも少しだけ確認できると思いますが現地ではオレンジ色の体色が濃いことから関係者の間では"オレンジペルソナータ"と呼んでいます。
本当に入荷当初はとても濃いオレンジ色の体色をしていましたので、水に慣れた頃にはその派手な体色を確認できることと思います。
大きな個体の鼻先が白っぽく変色していますが、病気やスレではないのでご安心を。常に水面を気にしているようなので現地では水面の虫などを捕食していたのか、それとも水上の外敵を気にしていたのかは分かりませんが、そのような何らかの影響で白っぽくなっているのかも知れません。
敢えて背鰭を広げた写真は遠慮させていただきました。畳まれた背鰭を見ればその豪快なフィンスプは容易に想像できますよね。笑

Apistogramma viejita
・Apistogramma viejita - プエルトガイタン近郊
言うまでもなくもちろん本物です。笑
今回のヴィエジタで特筆すべきことは、メス個体がとても綺麗だったこと。尾鰭にツインバーを持ったメスが多く確認できましたので繁殖が楽しみになりそうだと感じました。

Apistogramma sp. D24
・Apistogramma sp. D24
今回の入荷数はあまり多くはありませんでしたが、派手なオス個体が目立った印象でした。
まだ飼育したことがないマニア様には是非この機会を逃さないでいただきたいです。

コロンビア現地では既に多くの川の水位が高くなっており、アピスト採集は夏ごろまでの間しばらくお休みとなります。
コロナの影響で昨シーズンに続き今シーズンも計画通りの採集ができませんでした。早めのコロナ終息と来シーズンがドキドキするようなシーズンになることを祈ります。


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